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大井直幸は33位タイ、最高峰バトルはベスト16が出揃う

2025.07.25

WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ

前回王者のフェダー・ゴーストは連覇に向け着実に前進

7月24日(木)、WPA公認のランキングイベントでもあり、総額100万ドル(約1億4,700万円)、優勝25万ドル(約3,700万円)とワールドプールシーン最高の賞金額を誇るwnt.最高峰のプールトーナメント『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)の大会4日目が行われ、ベスト16が出揃った。

この日はまず、シングルイリミネーション、11ラック先取となるステージ2に進出した64名による1回戦が行われ、日本から唯一出場し、ステージ1を2連勝で突破していた大井直幸は、アメリカのエース、シェーン・バンボーニングと対戦。この試合は序盤の競り合いから中盤に抜け出した大井が9-6とリードを取り、バンボーニングに追い上げられながらも10-9と先にリーチ。

しかし次ラックを取ったバンボーニングが10-10のヒルヒルとして、試合は最終第21ラックに突入。バンボーニングのブレイクがノーインとなり大井にターンが渡ったが、ここでの①セーフティがオープンとなり、この痺れる場面で冷静かつ正確にランアウトを果たしたバンボーニングが逆転勝利。大井は33位タイで大会を終えることとなった。

惜しくも敗れた大井はこの後、wnt.アメリカシリーズに向かう

この1回戦では、前回王者でwnt.ランキング1位のフェダー・ゴースト(アメリカ)、3位のフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)、4位のヨハン・チュア(フィリピン)らが順当に勝ち上がったが、2位のアロイシウス・ヤップが、ジェフリー・イグナシオ(フィリピン)に、今年のwnt.で2勝を挙げている5位のジョシュア・フィラーがマックス・レヒナー(オーストリア)に敗れ33位タイでフィニッシュ。また、ステージ2進出で大きな話題となったソ・ソアも、ここでヴィクトル・ジーリンスキーに4-11で敗れて大会を終えている。

引き続き行われた2回戦では、ベスト32に10名を送り込んできたフィリピン勢が躍動。ジェフリー・ロダがジェイソン・ショウ、パトリック・ゴンザレスが昨年大会準優勝のエクレント・カチ(アルバニア)、ジェームズ・アラナスがミッキー・クラウス(デンマーク)、バーニー・レガラリオがロー・ホーサム(香港)を撃破。さらにカルロ・ビアドがジーリンスキーに、ジェフリー・イグナシオはミエシュコ・フォルトゥンスキー(ポーランド)に、アントン・ラガがチュアとの同国対決を制し、ベスト16に7名が勝ち残った。

ジェイソン・ショウを下したジェフリー・ロダ

その他、ゴーストはフィラーを破ったレヒナーに11-4と快勝し大会連覇に向けて着実に前進し、サンチェスルイスはマルコ・トイチャー(オランダ)に11-6で勝ちベスト16に進出。さらにトーナメント出場数は少ないながら、現在FargoRate世界7位のアミール・アリ(イラク)、呉坤霖との同国対決に勝った柯秉中(台湾)らが勝ち残りを決めている。

ここまでFR通りの強さを見せているアミール・アリ

3回戦は日本時間25日20時にスタート予定で、組み合わせは以下となっており、その後26日(土)2時から準々決勝が行われ、いよいよ今大会のベスト4が決定することになる。

写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.tv(要登録/有料)、Matchroom Pool(無料)
大会情報(ライブスコア、トーナメント表等):World Nineball Tour live scores(要登録/無料)

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