大井直幸、ベスト32進出をかけてシェーン・バンボーニングと対決
WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ

大井の試合は日本時間24日21時から
7月21日(月)に開幕したwnt.最高峰のプールトーナメント『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)は、大会3日目にステージ1の2回戦(勝者側最終戦)とその後の敗者側2回戦(敗者側最終戦)が行われ、11ラック先取、シングルイリミネーションとなるステージ2進出者が全て決定した。
この大会に日本から唯一出場しているwnt.ランキング20位、WPAランキング6位で『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の大井直幸はこの日、9ラック先取の2回戦で張玉龍(台湾)と対戦し、3-7の劣勢から9-7で逆転勝ちを収めて勝者側からのベスト64入りを決めた。
その他勝者側からは、現在wnt.ランキングトップで、前回王者のフェダー・ゴースト(アメリカ)、同3位のフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)、4位のヨハン・チュア(フィリピン)、6位で前回準優勝エクレント・カチ(アルバニア)らが順当に勝ち上がったが、2位のアロイシウス・ヤップ(シンガポール)、FR世界1位で今年すでにwnt.で2勝を挙げているジョシュア・フィラー(ドイツ)、11位の柯秉逸(台湾)らがここで敗れて敗者側へ。
ステージ2進出をかけた最後の戦いとなった敗者側2回戦は、1回戦に敗れて早々に敗者側に回っていたアメリカのエース、シェーン・バンボーニング vs 柯秉逸、韓国女子のエースで招待参加のソ・ソア(韓国/FR:755)vs アルビン・オーシャン(オーストリア)といった注目のカードが目白押し。

バンボーニングは難敵を下し、敗者側からベスト64進出
まず2015年の『ナインボール世界選手権』の決勝カードとなったバンボーニング vs 柯秉逸は9-5でバンボーニングが勝利して生き残りに成功。ソ・ソアは、2016年と2021年の2度ナインボール世界王者となっているオーシャンに9-2で完勝する今大会ここまで最大のアップセットでステージ2に進んだ。

ソ・ソアの勝利は大会4日目最大のトピックとなった
大会4日目のステージ2は、日本時間24日19時からスタート予定で、大井は21時からの回転でバンボーニングと対決。ここで勝てば2回戦(ベスト32戦)でトーステン・ホーマン(ドイツ) vs カスペル・マティカイネン(フィンランド/FR:785)の勝者と対戦する。
WPA公認のランキングイベントでもあり、総額100万ドル(約1億4,700万円)、優勝25万ドル(約3,700万円)とワールドプールシーン最高の賞金額を誇る今大会、いよいよここからが本番となる。
写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.tv(要登録/有料)、Matchroom Pool(無料)
大会情報(ライブスコア、トーナメント表等):World Nineball Tour live scores(要登録/無料)