2025 WPBA Soaring Eagle Masters@アメリカ・ミシガン州

村松さくらは勝者側3回戦でケリー・フィッシャーと対戦

現地6月5日（木）にスタートした『Women’s Professional Billiard Association 』（WPBA）主催、WPAランキングポイント対象試合でもある『2025 WPBA Soaring Eagle Masters』（ソアリングイーグルマスターズ）。日本時間6日午前にかけて行われた大会初日が終了し、この日2勝を挙げた16名が勝者側3回戦に勝ち進んだ

賞金総額68,800ドル、優勝賞金15,000ドルの今大会には、世界のトップ女子プレイヤーに加えて『日本プロポケットビリヤード連盟』（JPBA）から河原千尋、谷みいな、村松さくら、平口結貴が出場中で、今年国内外で活躍する4名も大会初日の戦いに臨んだ。

JPBAから参戦の4名全てがトップ20に入っている

64名による8ラック先取（決勝戦は10ラック先取）、ダブルイリミネーションで争われている今大会、まず日本時間6日1時からの1回戦で平口結貴がヴェロニク・メナード（カナダ/FR：644）を8-2で下すと、8時からの2回戦でもアシュリー・ライス（アメリカ/FR：581）に8-3で勝利して好スタートを切った。

続いて3時からの回転に登場した谷みいなは、アメリカ期待の16歳、ソフィア・マスト（FR：648）と対戦。ライブ配信されたこの試合は、終盤まで競り合う展開となり、6-7と先にリーチをかけられた谷が7-7のヒルヒルに持ち込み最終ラックに突入。

ここで谷のブレイクはノーインに終わったものの、⑤でチャンスが巡ってくる。しかしこの⑤をミスすると残りが⑤-⑨コンビに残り、これを沈めたマストが勝利。谷は惜しくも敗れ敗者側からの勝ち上がりを目指すこととなった。

WPBAツアーで実力をアップさせているソフィア・マスト

5時の回転には河原と村松が登場。河原はジャネット・アトウェル（アメリカ/FR：625）、村松はマストよりさらに1歳下の15歳で今大会ではトップシード勢の1人として出場しているサバンナ・イーストン(アメリカ/FR：641）をともに8-2で下して2回戦へ。ここでも河原が台湾のベテランで、2006年にはジャパンオープンを制している蘇憶雲（台湾/FR：675）を8-3、村松がスーザン・ウィリアムズ（アメリカ/FR：581）に8-4で勝利して3回戦に進んだ。

勝者側の戦いはこの日で16名に絞られたが、JPBA勢3名の他には、順当にトッププレイヤーが勝ち残っている。大会2日目、日本時間7日（土）8時からの予定となっている3回戦では、河原がクリスティーナ・ズラテバ、村松が周婕妤、平口がケリー・フィッシャーとのハイレベルバトルに挑む。

また敗者側1回戦に回った谷は、6日11時からシャネル・ロレイン（グアム/FR：518）と対戦し、ここで勝利すれば、同3時から平口が1度下しているアシュリー・ライス、さらに勝てば、10時からの敗者側3回戦でマルガリータ・フェフィロバ、サンディ・チェン（アメリカ/FR：541）、ジャスミン・オーシャンのいずれかと4回戦進出を争うこととなる。

写真提供：WPBA
大会情報（トーナメント表、ライブスコア等）：DIGTAL POOL
大会ライブ配信：WPBA YouTube Channel