JPBA女子4名の初戦は日本時間6日深夜から
2025 WPBA Soaring Eagle Masters@アメリカ・ミシガン州

現地6月5日(木)に、アメリカ・ミシガン州の『Soaring Eagle Casino & Resort』を会場にスタートする『Women’s Professional Billiard Association 』(WPBA)主催、WPAランキングポイント対象試合でもある『2025 WPBA Soaring Eagle Masters』(ソアリングイーグルマスターズ)。
世界のトップ女子プレイヤーが集まるハイレベルなトーナメントに『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)から参戦している河原千尋、谷みいな、村松さくら、平口結貴の4名も日本時間6日(金)深夜から早朝にかけて初戦を迎える。

JPBAから参戦の4名全てがトップ20に入っている
WPBAツアーの基本は、一度敗れても優勝のチャンスがあるダブルイリミネーション。ただし、勝者側から勝ち上がったプレイヤーが決勝戦で負けてもプレーオフは行わないフォーマットで、今回は8ラック先取(決勝戦は10ラック先取)で行われる。
JPBA勢のトップバッターとして登場するのは、6月1日(日)に行われた『全日本女子プロツアー第2戦』で今シーズン国内初勝利を挙げたばかりの平口結貴で日本時間6日1時からの1回戦でヴェロニク・メナード(カナダ/FR:644)と対戦する。続いて3時からは、全日本女子プロツアー第2戦では3位タイだった谷みいなが、アメリカ期待のジュニアプレイヤーの1人で16歳のソフィア・マスト(FR:648)との1回戦に臨む。

左上から時計回りに河原、谷、村松、平口
1回戦最終回転の5時からは、今シーズンの国内戦では準優勝、優勝、優勝、3位タイと圧倒的な強さを見せている河原千尋と、5月に開催されたWPBAツアー第2戦の『2025 WPBA OLHAUSEN RAXX MEZZ INVITATIONAL』(ラックスメッヅインビテーショナル)でベスト16入りを果たしている村松さくらが登場。河原はジャネット・アトウェル(アメリカ/FR:625)、村松はマストと同じく将来が期待されている15歳のジュニアプレイヤー、サバンナ・イーストン(アメリカ/FR:641)が対戦相手となる。
なお、アメリカ期待のジュニアvs日本期待の若手プレイヤーの2試合は、『WPBA YouTube Channel』でライブ配信される予定となっている。

左上から時計回りに河原、谷、村松、平口
64名のダブルイリミネーションの場合、勝者側を走り続けて優勝するまでに7連勝でこれが最短ルート。もし1回戦で敗れた場合は、ここから優勝まで11連勝が必要となり、1回戦を含めると12試合に及ぶ体力と集中力が削られる長い戦いとなる。それだけに1回戦の勝利だけでなく、そこからどれだけ勝者側で勝ち残り続けるかが上位進出のための大きなポイントとなる。
JPBA勢が1回戦に勝利した場合、1日8時と10時の2回転が予定されている勝者側2回戦に進み、8時の回転では平口がアシュリー・ライス(アメリカ/FR:581)vsジョーダン・ヘルフェリー(アメリカ/FR:589)の勝者と戦い、10時の回転では、谷がWPBAツアーで優勝経験のあるボヤナ・サラツ(セルビア/FR:691)vs シャネル・ロレイン(グアム/FR:518)の勝者、河原が、蘇憶雲(台湾/FR:675)vs キャロライン・パオ(アメリカ/FR:643)の勝者と対戦する。
WPBAの発表によれば、今大会は『WPBA YouTube Channel』によるライブ配信だけでなく、『Amazon Prime Video(米国版)』でも配信されるとのことで、今回の女子トップツアーは、より多くの人々の目に止まることになりそうだ。
写真提供:WPBA
大会情報(トーナメント表、ライブスコア等):DIGTAL POOL
大会ライブ配信:WPBA YouTube Channel