WPA公認のwnt.メジャーイベントがスタート
UK OPEN POOL CHAMPIONSHIP@イギリス・テルフォード

5月4日(日)にミッキー・クラウスの優勝で幕を閉じた、前哨戦最後となる『Jacoby SCOTTISH OPEN』(スコティッシュオープン)の2日後の6日(火)、WPA公認として初開催されるwnt.メジャーイベントである『UK OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(UKオープン)が開幕した。この大会は、3月にボスニア・ヘルツェゴビナで行われた『EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(ヨーロピアンオープン)に続くwnt.メジャー第2戦で、賞金総額200,000ドル、優勝賞金40,000ドルとなっている。

今回はヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの55ヵ国から256名のトッププレイヤーが参戦するワールドワイドなトーナメントとなっているが、wnt.トップ10ランカーのうち、ランキング1位のフェダー・ゴースト、3位のフランシスコ・サンチェスルイス、10位のシェーン・バンボーニングが欠場。その他のトップ10ランカーを含め、FargoRate800を超える「800Club」のメンバーが34名が出場している。

そして、この大会に日本から参戦しているのが『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属で、wnt.ランキング21位の大井直幸、ジュリアン・セラディラ(FR:759)と、大井と同じくwnt.プロでもあるランキング149位の吉岡正登(FR:755)。
そしてエントリーリストにあるもう1人の日本人の坂本晃彦(FR:619)は、クロアチアを拠点に撮影コーディネーターを本業にしながらヨーロッパの様々なトーナメントに出場しているプールプレイヤーだ。

大井は順調に勝利を重ねベスト64入りまであと1勝
トーナメントは、256名を64名に絞るダブルイリミネーションのステージ1からスタート。まず大井は1回戦で ポール・ウィリアムズ(イギリス/FR:636)に勝ち、2回戦でもペトル・ウルバン(チェコ/FR:741)に勝利して3回戦(勝者側最終戦)に進出。日本時間8日(木)19時30分からランキング71位のヤニ・ウスキ(フィンランド/FR:788)と勝者側からのベスト64進出をかけて対戦する。
前週のスコティッシュオープンに続きヨーロッパ遠征2戦目となる吉岡正登は、1回戦でニック・ハトゥーピス(ギリシャ/FR:749)に9-5で勝利したが、続く2回戦で、ランキング30位のジョン・モーラ(カナダ/FR:793)を破って勝ち上がってきたラメシュ・ゴクール(ガイアナ/FR:692)とのヒルヒル戦を落として敗者側に回っている。
セラディラは1回戦で、ランキング2位のエクレント・カチの弟で、すでに800Club入りを果たしているランキング53位のクレディオ・カチ(アルバニア)を9-7で撃破したが、2回戦でポーランドのベテラン、ラドスワフ・バビツァ(FR:776)に敗れてこちらも敗者側へ。
吉岡は8日1時30分からの敗者側2回戦で、パブロ・ガルシア・ラガル(スペイン/FR:682)と、セラディラも吉岡と同じく8日1時30分から、ズイ・ハイ・ディン(ドイツ/FR:738)と敗者側2回戦で対戦する。なお坂本は1回戦でランキング108位のベサール・スパヒウ(アルバニア/FR:758)、敗者側1開戦でランキング72位のトビアス・ボンガーズ(ドイツ/FR:793)に敗れて大会終了となっている。
写真提供:Matchroom Pool
大会情報:wnt. Live Scores(要無料登録)
大会ライブ配信1:wnt.tv(有料)