世界最大級、優勝賞金1億円のビリヤードトーナメントの予選が開催中
JOY CUP The 13TH HEYBALL MASTERS Grand Finals@中国・成都

4月26日〜5月17日までの22日間の日程で中国・成都を舞台にスタートした『JOY CUP The 13TH HEYBALL MASTERS Grand Finals』(ヘイボールマスターズグランドファイナル)は、HEYBALL(ヘイボール)を種目としてWPA公認の下に行われる世界最大級のビリヤードトーナメントだ。
HEYBALL(ヘイボール)とは「チャイニーズエイトボール」として中国で最も親しまれているビリヤードで、ヘイボールという名称は、ワールドプールシーンを統括するWPAと今大会を主催する『JOY Billiards』が一昨年末に世界的な普及に向けて協力関係となったことを受けて、世界共通のプールゲームの1つとして一新されたものだ。
今大会の賞金総額1,618,357ドルは、日本円にして約2億3300万円(1ドル=143円)、優勝賞金は500万中国元(689,432ドル)で約1億円。ヘイボールマスターズグランドファイナルは、wnt.が昨年開催した『ナインボール世界選手権』を遥かに超えるスーパービッグなトーナメントとなっている。
ちなみに昨年大会では、国際招待選手として、32名による完全ダブルイリミネーションで戦われたステージ4から登場した大井直幸が、1回戦で中国のトップ女子プレイヤーの1人である唐春晓に、敗者1回戦でスヌーカー世界選手権を3度制しているトップスターの1人、マーク・ウィリアムズに敗れたものの、25位タイでフィニッシュし、賞金約100万円を手にしている。

現在はその本戦出場をかけ、中国選手以外の539名が参戦している『International Gloup』の予選が行われている段階で、ここに『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)からも多くのプレイヤーが挑戦している。

今月の関東オープンでプロ初優勝を果たした杉山功起

今年は国内のトーナメントも戦う平口結貴もヘイボールに初挑戦
オフィシャルサイトのトーナメント表にあるJPBAプレイヤーは、杉山功起、神箸渓心、林武志、丸岡良輔、田代亮太、谷みいな、奥田玲生、平口結貴の8名で、その他にも全日本スヌーカー選手権タイトルを持ち、JPBAプレイヤーとしても活動してきた実績を持つ福田豊、日本期待のジュニアプレイヤーとして国内外のトーナメントへの挑戦を続けている織田賢人を始めとしたアマプレイヤー7名の名前もある(トーナメント表はこちら、ライブスコアはこちら)。
グループラウンドはこの後、並行して進んでいる中国選手の予選ラウンドとともに5月3日まで続く。スヌーカーやヘイボールを戦い慣れている海外プレイヤーは多く、日本では現在のところほぼプレーされることのないヘイボールでの予選突破への道のりはかなり険しいものになることが予想されるが、積極的に新たなゲームにチャレンジするジャパンプレイヤー達の健闘に期待したい。
