WPA公認イベント、優勝賞金10万ドルを手にしたのはジョシュア・フィラー
QATAR WORLD CUP 10-BALL 2026@カタール・ドーハ
フィラーはこれでWPAランキングイベント2連勝
予選・ステージ1の開幕から11日間にわたってカタール・ドーハを舞台に開催されたWPA/ACBS公認のビッグイベント『QATAR WORLD CUP 10-BALL 2026』(カタールワールドカップ)は現地29日(木)に最終日を迎え、決勝戦でAJ・マナス(フィリピン/FR:805)を下した、WPAランキング1位、FargoRate(ファーゴレート/FR)世界1位のジョシュア・フィラー(ドイツ/FR:866)が、優勝賞金優勝10万ドル(約1,580万円)を獲得した。
大会最終日は日本時間18時からの準決勝、フィラー vs ヴォイチェフ・シェブチック(ポーランド/FR:838)、ダニエル・マシオル(ポーランド/FR:823) vs マナスからスタート。
フィラーとポーランドのエースでWPAランキング3位シェブチックのワールドトップスター対決はどちらも譲らぬ激戦となる。終盤まで競り合い、先に10-8とリーチをかけたのはフィラーだったが、シェブチックもここから1点を返し、さらに第20ラックでのフィラーのブレイクスクラッチからヒルヒルに持ち込むチャンスを得る。
フリーボールから①、②を沈め、③に向かったシェブチック。しかしこの何でもないシュートをミスしてしまいテーブルもオープン。残り4球を難なく取り切ったフィラーが思わぬ形で激戦に終止符を打った。
ジョシュア・フィラー vs ヴォイチェフ・シェブチック(Qatar Billiard Sports Federationより)
2024年の第1回大会で10万ドルを手にしているマシオルとフィリピンの次世代エース候補として、wnt.でもトップツアーを数多く戦い経験値をアップさせ続けている19歳のマナス。この試合の先手を取ったのはマシオルで、1-1から一気の5連取で6-1とするとマナスの反撃を受けながらも9-6と勝利まであと2ラックに迫る。
しかしマナスはここから、正確なボールコントロールのセーフティを足がかりに3点を奪って同点に追いつく。2ラック先取となった第19ラック、マシオルがマスワリでリーチかければ、マナスも次ラックでマスワリを返しヒルヒル。
AJ・マナス vs ダニエル・マシオル(Qatar Billiard Sports Federationより)
そして運命の最終ラック、マシオルのブレイクは1個インで決まったかに思えたが、手球が③に蹴られてサイドスクラッチ。フリーボールを手にしたマナスがプレッシャーを全く感じていないかのように淡々と9個を捌き切って勝利を挙げた。
世界ナンバーワンプレイヤーと将来を嘱望される「スターボーイ」の決勝戦は日本時間29日23時30分にスタート。13ラック先取で10万ドルを争うラストマッチは、序盤から互いが高い技術を見せて第6ラックを終えて3-3。
しかし、競り合う展開になるかと思われたここからもう1段ギアを上げたフィラーが、攻防ともに完璧なプレーを見せる。マナスに大きなミスはなかったものの、フィラーがラックの要所をきっちりと抑えて7連取で10-3とする。
決して諦めないマナスもここから3点を返すが、第17ラックはマナスのブレイクノーインからフィラーがランアウトで11-6。さらに続くラックを取ってリーチをかけたフィラーは、最終となった第19ラック、マナスのノーインからテーブルをクリアしていきチャンピオンシップ⑩をコーナーに沈めた。
ジョシュア・フィラー vs AJ・マナス(Qatar Billiard Sports Federationより)
これでフィラーは、10月にインドネシア・バリで行われた『Aramith Men’s Open』(カテゴリー2)に続きWPAランキングイベント2連勝。カテゴリー1の今大会優勝ポイント9000を加え、WPAランキングトップの座を盤石なものにした。
写真提供:Qatar Billiards & Snooker Federation
大会情報:Qatar Billiard Sports Federation
大会アーカイブ動画:Qatar Billiard Sports Federation













