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【ビリヤードプレイヤー・ファイル】JPBA小西さみあプロ編_EXTRA

2025.12.28

ゲーマーでアーティストなオフ、そしてプロとしての日々

新ユニフォームのバックのイラストは小西プロの作品(写真提供:小西さみあ)

Billiard Web CUE’Sがピックアップした、今年活躍したプロプレイヤー、将来が期待される注目プレイヤーのインタビューをお届けしていく「ビリヤードプレイヤー・ファイル」。その2人目は、2025年はランキング対象公式戦3勝、11月には日本最高峰のビリヤードトーナメントである全日本選手権を初制覇し、名実ともに日本のトップ女子の1人となった『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の小西さみあ。

●プロフィール
名前:小西さみあ(こにし さみあ)
生年月日:1994年1月18日(31歳)
所属(プロ入り年):2018年(JPBA52期生)
出身地:東京都
JPBA公式戦優勝数:9
スポンサー:日勝亭、BRUNSWICK、斬tip、MEZZ、EXCEED、肉球会、Zeke

トッププロとして多忙な日々を送る小西さみあ。しかし、ひとたびキューを置けば、そこにはゲームを愛し、アートを創造する一人の女性としての素顔があった。プロとしてのストイックな日常と、彼女を形作るプライベートな一面、そしてビリヤードの魅力を語ってもらった。

【ビリヤードプレイヤー・ファイル】JPBA小西さみあプロ編_01
【ビリヤードプレイヤー・ファイル】JPBA小西さみあプロ編_02
【ビリヤードプレイヤー・ファイル】JPBA小西さみあプロ編_03

●他では味わえない緊張感とスリルがあるよ

—— ビリヤード以外の趣味はお持ちですか?
小西:はい。イラスト関連や動画ももちろんですけど、あとはゲームですね。あまり言ってないかもしれないですが(笑)。練習から帰ってきた後でも、寝る前に毎日やるくらいにはゲームが大好きです。

—— かなり本格派ですか?
小西:はい、結構昔からですね。実家にいた時も携帯ゲーム機とかでやってましたし、今だとパソコンでもゲームができるので、いわゆるゲーミングPCと言われるものを持っていまして結構がっつりやってます。

—— ちなみに今一番やっているゲームは何ですか?
小西:一つは定番の『マインクラフト』をお友達と何人かで遊んでいます。あと最近はアクションRPGなんですが『エルデンリング』をコソコソとやっています。

—— 基本的にはインドア派ですか?
小西:そうですね。元々運動も好きだったんですけど、コロナ禍に入って余計にお家で遊ぶ楽しさに気づいてしまいました(笑)。

—— では、練習時間はお仕事をされながらどう確保していますか?
小西:お休みの日を設けたりはするんですけど、体調が悪くなければ、週2、3回から多くて週6回くらいで、仕事終わりに現在お世話になっているビリヤード場に行ったり、お休みの日だったら都内に出て練習会をさせてもらったり、ハウストーナメントにお邪魔するといった感じで練習させてもらってます。

サポートを受ける『Zeke』のハウストーナメントにて。左は今年のジャパンオープン準優勝の中野雅之アマ(写真提供:Zeke)

—— お仕事はフルタイムで?
小西:今は週3、4日のシフト制です。なので、遠征時や平日に何かある時はシフトを入れないでお休みさせてもらったりと、かなり融通を効かせていただいているのですごく助かってます。

—— 完全なオフの日というのはありますか?
小西:全然あります。1日ビリヤードをしない日を作るというのは、プロになる時に松野プロから「毎日撞くのも大事だけど、プロとしてやるなら逆にパンクしちゃう。休みを取った方がメリハリがつくよ」とアドバイスをいただきました。それで意識的に、試合が終わった次の日などはゆっくり休む日を結構作ります。

—— そんなオフの日は、本当に休んでいるのですか? それともゲームを?
小西:そうですね、1日ゲームに没頭していることもありますし、あとは普段出かけない場所へ遠出したり、普通にお買い物に行ったりして遊んだりもしています。

写真提供:小西さみあ

—— ご結婚もされて、生活も充実されているようですね。
小西:そうですね。今のところ大きく生活スタイルが変わったわけではないのですが、逆に経済面で家のことを支えてもらっていますし、一人の時よりは安らぐ空間があって、切羽詰まったストレスとかはほとんどない状態で、快適に過ごさせてもらってます。

—— では次に海外遠征について、必ず持って行く「欠かせないもの」はありますか?
小西:色々ありますが、まず食事系に関してだと、お米関連、お湯や湯煎でできるお米は必ずです。お腹があまり強くないので、試合前に自分の体を整えやすい食事は持って行くようにしてます。食事以外だと……湿布関連や、あとは長い試合になると足も疲れるので、寝る時に履く着圧ソックスなどかな。これを履いて寝ると、かなりすっきりして、痛みもなく次の日に臨めるので、かなりおすすめです。

—— 憧れの選手や、影響を受けたアスリートはいますか?
小西:ビリヤードだと、アントニオ・リニング選手が一番好きです。球のうまさもそうですし、色々なことを知っていますよね。話すと穏やかな方なのに、ビリヤードだとすごいガッと真剣な感じになる、そのギャップもいいなと。ビリヤード以外だと、フィギュアスケートの羽生結弦選手ですね。同じ94年生まれというのもあって。メンタル本とかも昔読ませていただいたり、今でもどういう気持ちで活動されているのかな、と記事を見たりしています。

子供の頃からのアイドルはアントニオ・リニング(写真提供:小西さみあ)

—— 最後になりますが、もしビリヤードを全く知らない友達に「ビリヤードって何が面白いの?」と聞かれたら、小西さんは何と答えますか?
小西:そうですね。今パッと浮かんだのが同性の友達のイメージなんですけど、それだったら「一旦とりあえずやってみよう」からですね。連れて行きます、ビリヤード場に(笑)。私自身が感じる面白さで言うと、対戦相手はいますけど、自分のことがメインのゲームだと思うので、自分の中に入れる集中力が必要で、なかなかな他では味わえない緊張感とスリルがあるよ、ということをお伝えしたいなって思います。

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