【ビリヤードプレイヤー・ファイル】JPBA奥田玲生プロ編_01
7歳でキューを握った少女が歩んだアマチュア時代
今回からスタートするこの企画では、Billiard Web CUE’Sがピックアップした、今年活躍したプロプレイヤー、将来が期待される注目プレイヤーのインタビューをお届けしていく。その1人目は、2025年はプールだけでなく、ヘイボール(チャイニーズエイトボール)のトーナメントにも積極的に参戦し、7月には待望のプロ初優勝を飾った『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の奥田玲生プロ。
●プロフィール
名前:奥田玲生(おくだ たまみ)
生年月日:2002年3月18日生まれ(23歳)
所属(プロ入り年):JPBA54期生(2020年)
出身地:神奈川県
JPBA公式戦優勝数:1
スポンサー:アマリファミリーサロン、ウイングライフ株式会社、KeithAndy、Japan CSI Pool League、3seconds、NISHIKI BRAND、PREDATOR、リネアカンパニー(五十音順)
7歳でキューを握り、物心ついた頃にはプロになることを自然なこととして捉えていたという彼女に、まずはビリヤード人生の原点、アマチュア時代の思い出から、未来の自分を思い描くきっかけとなった憧れの選手たちについて語ってもらった。
●高校卒業したらプロになるんだろうな
——奥田さんがビリヤードを始めた年齢は?
奥田:7歳の時に始めました。両親が趣味でビリヤードをしていたんですが、それがきっかけです。この頃ちょうど台にギリギリ届くかなというくらいの身長になったので、家族の中で「ちょっと始めてみようか」となってビリヤード場に連れて行ってもらいました。
——ビリヤードにはすぐにハマりましたか?
奥田:そうですね。最初は簡単な球を入れられるだけでもすごく楽しかったし、そのあと少し撞けるようになって試合にも出るようになってそれも楽しかったです。初心者クラスのC級戦、ビギナー戦とかで優勝した時はすごく嬉しかったのを覚えています。
——最初の試合に出たのはいつ頃ですか?
奥田:始めて1年くらいの小学3、4年生くらいからは結構試合に出ていました。そこからはもっとビリヤードが好きになって、もっと上手くなりたいと思うようになりました。
——ジュニアの全国大会(全日本ジュニアナインボール選手権)などに出場されるようになったのも同じ頃ですか?
奥田:全日本ジュニアは恐らく小学校4年生の時だったと思います。一番最初に出た時はまだC級だったので予選で負けてしまったんですけど、その次の年にまた出て、たまたま枠をいただいて本戦に初めて出場した時に確か4位になったんですよね。そこからずっと出ていました。
——ジュニアの試合への出場回数は海外戦も含めてかなり多いですよね。
奥田:はい、最後はコロナ禍で大会がなかったので17歳まではたくさん出ました。
2017年、15歳で全日本ジュニアを制覇
——アマチュア時代は、どのような目標を持ってプレーされていましたか?
奥田:海外の選手や海外の試合を見るのがすごく好きで、全日本選手権とかも毎年家族旅行みたいな感じで観に行っていました。全日本に出場している海外選手の試合を観るのが好きでしたし、JPBAの試合も結構観に行っていたので「ああいう選手みたいになりたいな」という気持ちはずっとありました。あと、漠然とではありますがプロにもなりたいと思っていましたね。
●アマ時代の主な戦績:『2016年全関東選手権(女子級)』優勝、『2017年全日本ジュニアナインボール選手権優勝』、『2019年ナインボールアジア選手権(ジュニア女子ダブルス)』優勝、同ジュニア女子シングルス3位タイ、『2019年全日本アマチュアビリヤード都道府県選手権(女子級)』優勝、『2019年ジュニアナインボール世界選手権(女子の部)』準優勝
2019年にはジュニアナインボール世界選手権で準優勝。左は男子U17の部で5位タイとなった村松勇志(現JPBA)
——では当時のアイドルプレイヤーは誰でしたか?
奥田:難しいですね。でも、日本で言うと、観に行っていた時はもう梶谷(景美)プロ、河原(千尋)プロ、あと栗林(美幸)プロ、曽根(恭子)プロなどやっぱりすごい強いイメージがありました。海外選手では、中国の選手がずっと好きなので、自分の中ではアイドルみたいな感じでした。
——例えばどなたでしょう?
奥田:陳思明、劉莎莎、韓雨、潘暁婷……いっぱい真似もしてきて、その時によって「今この人がすごく好きなんです」というのが変わることはありますが、一番の推しはずっと韓雨選手です。
10代から中国のトップ選手として活躍を続けている韓雨
——そういったトッププレイヤーへの憧れもあって、プロへの道を強く意識し始めたのですね。
奥田:はい、自分の中では小さい頃よりもはっきりと、「高校を卒業したらプロになるんだろうな」と思うようになっていました(次回に続く)。
取材協力:DUYA CLUB関内店












