スペイン2025終了、金澤蒼生が準優勝
PREDATOR WPA U19 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIPS@スペイン・ガンディア
惜しくも準優勝だが、決勝でも素晴らしいプレーを見せた金澤
現地12月2日(火)、PBSのプロモートにより、WPAランキングイベントの男女オープン戦、WPA公認のミックスダブルスとジュニアテンボール世界選手権が1つのパッケージとなったイベント『SPAIN 2025』(スペイン2025)の全日程が終了した。
WPAランキング対象試合の『LITTLE MONSTER MEN’S INTERNATIONAL OPEN』(男子インターナショナルオープン)ではフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:846)が決勝でデニス・グレイブ(エストニア/FR:806)を下して優勝。
サンチェスルイスは地元スペインでタイトルを獲得、優勝賞金30,000ドルを手にした
『PREDATOR WPA 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIPS』(ジュニアテンボール世界選手権)では、U19の部に日本から出場していた金澤蒼生(FR:745)が日本人プレイヤー初となるジュニア世界選手権タイトル獲得に挑んだが、ドイツのナンバー1ジュニアで、すでにwnt.プロ(ランキング96位)としてツアー活動も行っているフェリックス・フォーゲル(FR:771)惜しくも5-7で敗れたが、堂々の準優勝を果たした。
金澤 vs フォーゲル(Pro Billiard TVより)
金澤 vs フォーゲルの7ラック先取の決勝戦は、日本時間2日(火)21時に開始。この試合は、3-0と好スタートを切った金澤が3-1の場面でランアウトまで残り2球の⑨をミスしてポイントを献上したものの、次ラックを取って4-2と優勝まであと3ラックに迫る。しかし、ここからフォーゲルのギアが一段上がり、金澤に得点を許すことなく一気に4ラック連取で逆転して6-4でリーチ。
第11ラックでは金澤もプレッシャーに負けることなくランアウトで1点を返すが、第12ラックのブレイクがノーインとなると、ここからのセーフティでフォーゲルが金澤から3ファウルを奪って勝利。WPA公認のジュニア世界選手権では初となるタイトルをその手にした。
なお、この日行われたU17の部、女子の部では、それぞれヤクブ・ホロボト(ポーランド/FR:702)、王銘苓(台湾/FR:不明)が優勝を果たした。
U19の部ベスト4。左から3位タイ:エディ・フォンデラウ(アメリカ/FR:687)、ウォルター・ライクレ(スウェーデン/FR:743)、優勝:フォーゲル、準優勝:金澤
U17の部ベスト4。左から3位タイ:ヴィクトル・カチュマレク(ポーランド/FR:636)、優勝:ホロボト、準優勝:マクス・ベンコ(スロベニア/FR:740)、3位タイ:レヴォ・マイムレ(エストニア/FR:659)
女子の部ベスト4。左から3位タイ:ジョーダン・ヘルフェリー(アメリカ/FR:603)、リネア・ヤルマルストレム(スウェーデン/FR:638)、優勝:王銘苓、準優勝:サバンナ・イーストン(アメリカ/FR:651)
写真提供: Predator Pro Billiard Series
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