小西さみあが 全日本初制覇! 男子はカイル・アモロトが優勝
日本最高峰のビリヤードトーナメントはクライマックスへ
女子ナインボール優勝:小西さみあ
男子テンボール優勝:カイル・アモロト
WPA/ACBS公認のランキングイベントであり、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)と『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催する、国内最高峰のビリヤードトーナメント『寬仁親王牌 第58回全日本選手権国際オープン』の全日程が終了。女子ナインボールでは決勝戦で台湾の謝喻雯(FR:688)を下して大会初優勝、男子テンボールでは大会初出場のカイル・アモロト(フィリピン/FR:806)がワールドトップスターの1人であるヨハン・チュア(フィリピン/FR:836)を下して、こちらも初優勝を果たした。
23日(日)16時、男女同時にスタートした決勝戦、まず先に優勝を決めたのが
アモロト。チュアの3-0でスタートしたこのゲームは、この後アモロトが5連取で一気に逆転。その後チュアに1点を返されたものの、第12ラックを終えて7-5のリード。
さらにここから2点を加えて9-5と、初出場初優勝まであと2ラックに迫ると「シャープシューター」のニックネーム通りに精度の高いシュートで第15ラックでマスワリを果たしてリーチ。最終となった第16ラックでは②を巡る攻防でチュアが穴前に残したところからきれいにランアウトを果たして、見事に優勝を決めた。
男子テンボール準優勝:ヨハン・チュア
ヨハン・チュア vs カイル・アモロト(JPBA YouTubeより)
一方女子ナインボールは、小西が2点を先行した後、追いかける謝にブレイクノーイン、小西にもミスが出て、第5ラックを終わって小西の3-2。第6ラックで③を巡るセーフティ戦からチャンスを得るとそのままランアウトで4-2として、この後次ラックのマスワリで5-2。しかし第8ラックを取られて5-3となった所で小西がタイムアウト。
タイムアウト明けの謝のブレイクは決まったものの、ポジションミスから④をセーフティ。小西の返しが甘くなったところを捉えた謝が4-5とすると次ラックのマスワリで5-5の同点。
当たり始めた謝のブレイクだったが、大事な第11ラックでは2個インながらサイドスクラッチ。ここを慎重に取り切った小西が再び6-5とリードを取ると、第12ラックでは①セーフティが甘くなったものの、謝が①を外し残りを取り切った小西が7-5としたところで今度は謝がタイムアウト。
初優勝まであと2ラックとなった小西の第13ラックのブレイクが決まりマスワリでリーチ。第14ラックは小西の⑥-⑧コンビが外れたところから素晴らしいジャンプショットから取り切った謝が1点を返すが、最終となった第15ラック、謝の①ミスを捉え、最後は③-⑨コンビをしっかりと決めた小西が9-6で見事大会初制覇を達成した。
女子ナインボール準優勝:謝喻雯
小西さみあ vs 謝喻雯(JPBA YouTubeより)
大会アーカイブ動画:JPBA YouTube
大会ライブスコア:All Japan Championship 2025












