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最高峰の女子ナインボールは21日(金)スタート

2025.11.18

寬仁親王牌 第58回全日本選手権国際オープン@尼崎・あましんアルカイックホール・オクト

2025年シーズンのクライマックスとなる、国内最高峰のビリヤードトーナメント『寬仁親王牌 第58回全日本選手権国際オープン』。WPA/ACBS公認のランキングイベントであり、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)と『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催するこの大会は、男子テンボール、女子ナインボールの2カテゴリーで開催される。

19日(水)に128名で争われるステージ2がスタートする男子テンボールに続き、21日(金)には女子ナインボールが開幕する。今回の日本最高峰バトルには、JPBAプロ40名、アマ12名、海外勢12名の計64名が出場。海外勢の内訳は、台湾8名、インドネシア2名、オーストリアとシンガポールが各1名。

トーナメントは、まず16名×4組に分かれた7ラック先取、ダブルイリミネーションの予選から各組8名の計32名が9ラック先取、シングルイリミネーションとなる決勝トーナメントに進むフォーマットとなっている(組み合わせはこちら)。

今大会の優勝候補筆頭は、今年もJPBA女子ランキング1位をひた走り、9月に行われたWPA公認のメジャーイベント『チャイナオープン』で自身初のインターナショナルトーナメント制覇を果たした河原千尋(FR:753)。全日本選手権ではこれまで2013年、2015年、2016年、2023年と4度決勝を戦いながら戴冠はならなかったが、今年の充実ぶりから見ても、現時点で出場64名中最もタイトルに近い存在と言えるだろう。

河原千尋

これに続くのが、昨年は海外中心に戦いランキングを落としたものの、今年は海外遠征を行いながら国内のトーナメントにも出場し、10月末時点ではを3位まで上昇させてきた平口結貴(FR:716)。2023年には決勝で河原千尋との激闘を制して全日本初制覇を達成した、大舞台に強い平口の戦いにも注目が集まる。

平口結貴

この他にも、現在ランキング2位で直近の『北陸オープン』で優勝し、今年もハイアベレージなプレーを続けている栗林美幸(FR:699)、今年はチャイニーズプールの試合に積極的に参戦しながら、7月の『東海レディースグランプリ』でプロ初勝利を挙げたランキング4位の奥田玲生(FR:674)、トップランカーに定着し、6月の『京都レディースオープン』で勝利した小西さみあ(FR:684)を含めた現在のJPBA女子トップ5は十分に優勝を狙える力を持っている。

栗林美幸

奥田玲生

小西さみあ

今年はディフェンディングチャンピオンのソ・ソア(韓国/FR:758)、準優勝の王晓彤(中国/FR:770)らワールトトップスターの参戦はないものの、国際舞台に復帰した百戦錬磨の柳信美(台湾/FR:698)、インターナショナルトーナメントで経験値を上げているシルビアナ・ルー(インドネシア/FR:713)など強力なプレイヤーもおり、迎え撃つJPBA勢との戦いは間違いなく白熱したものとなるだろう。

写真提供:JPBA

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