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男子テンボール、本戦ステージ2開幕まであと1週間

2025.11.13

寬仁親王牌 第58回全日本選手権国際オープン@尼崎・あましんアルカイックホール・オクト

2025年シーズンのクライマックスとなる、国内最高峰のビリヤードトーナメント『寬仁親王牌 第58回全日本選手権国際オープン』。WPA/ACBS公認のランキングイベントであり、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)と『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催するこの大会は、男子テンボール、女子ナインボールの2カテゴリーで開催される。

まず男子テンボールは、128名で争われる本戦ステージ2を前に、17日〜18日(月・火)の2日間にわたり、ステージ2進出をかけた予選ステージ1が行われ、19日(水)に16名枠×8組に分かれたダブルイリミネーションの予選ラウンドがスタートする。

今回ステージ2からの出場となるのは、JPBAプロ69名、海外勢31名の計100名で、ステージ1からは出場53名中の28名が勝ち上がることとなる。また、今年の海外勢の内訳は台湾13名、フィリピン7名、中国5名、アメリカ2名、その他、イギリス、インドネシア、香港、オーストラリアから各1名ずつとなっている。

その中で現時点で最も優勝に近いと目されるプレイヤーは、2015年、2017年大会を制覇し、現在はカルロ・ビアドと並びフィリピンのエースとして活躍するワールドトップスターのヨハン・チュア。そして昨年大会で全日本初制覇を果たし、今年2連覇を狙う呉坤霖(台湾)の2人だろう。

さらに全日本初参戦となる、今年wnt.ランキングイベント初制覇を達成したインドネシアの超新星、17歳のアルバート・ジャヌアルタ、同じく今年wnt.で存在感を見せている台湾のベテラン張玉龍などインターナショナルトーナメントで活躍するプレイヤーにも注目だ。

今やインドネシアのエース格となったジャヌアルタ(写真提供:Matchroom Pool

そしてこれを迎え撃つJPBA勢の筆頭格は、10月末時点のJPBAランキングトップ2でFR800オーバーの土方隼斗と羅立文。ともにまだ今大会での優勝はないが、ランキング1位の土方は今年国内戦で4勝、10月に行われたエイトボール世界選手権で3位タイに入賞し、2位の羅立文は国内で2勝、さらに準優勝3回、出場したトーナメントで予選落ちなしと抜群のハイアベレージを残しており、ともに今年も好調なシーズンを送っている。

土方隼斗は2023年大会準優勝が全日本のキャリアハイ

羅立文は2019年の3位タイが全日本最高成績

これに続くのが、ともに2000年生まれの25歳で、今年国内、海外で経験を積み地力を上げてきたランキング3位の杉山功起と4位の林武志。さらに、今年優勝こそないものの6戦でベスト4以上の成績を残しランキングを5位まで上げてきた稲川雄一。

杉山功起は直近のグランプリイースト第6戦で優勝

プロ入り2年目の林武志は今年準優勝2度と着実に実力を付けている

稲川雄一は今年安定感あるプレーでランキングを上げている

以下、今年もインターナショナルトーナメントに積極的に参戦しているジュリアン・セラディラ、長らく西日本のトップを走り続けている川端聡、北谷好宏、竹中寛のベテラン勢、そして9月のグランプリウェスト第4戦で自身6年半ぶりのランキング対象公式戦優勝を果たした吉岡正登らが、強敵を相手にどのような戦いを見せてくれるのかにも期待が集まる。

※全日本選手権大会の前売り観戦チケット情報はこちら

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