河原千尋、チャイナオープン制覇まであと1つ!
2025 PUDONG TANGCHENG WPA 9-Ball China Open@中国・上海

9月10日(水)にスタートしたWPA公認のランキングイベント『2025 PUDONG TANGCHENG WPA 9-Ball China Open』(チャイナオープン)がクライマックスに突入。最終日を前に男女の準決勝が進行中だ。
この大会に出場している『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の、土方隼斗、大井直幸、河原千尋、村松さくら(FR:682)、佐藤千晶(FR:不明)の男女計5名のうち、唯一ベスト4に進出している河原が、日本時間13日16時30分から、エイトボールとテンボールの世界タイトルを持つジャスミン・オーシャンと対戦。

互いに1点ずつを取り合ってスタートしたこの試合、第3ラックを取った河原が2-1とすると、第4ラックではオーシャンの②プッシュアウトを冷静にパスしてチャンスを作った河原がそのままランアウトを果たして3-1とリードを広げる。
さらに第5ラックではオーシャンの①セーフティが甘くなったところをコーナーバンクで切り返し、最後は⑥-⑨コンビを決めて4-1とすると、ここでオーシャンがタイムアウト。
なかなか調子の上がらないオーシャンの第5ラックのブレイクがノーインに終わると、もつれた展開から河原が①セーフティでファウルを奪い、今度は⑤-⑨コンビで加点。さらに第7ラックも取ると、第8ラックではオーシャンに一度はターンを譲ったものの、オーシャンが⑥をミスして7-1。
第9ラックのマスワリで河原が8-1としてリーチをかけ、大勢は決したかに見えたこの試合だったが、オーシャンがなんとか粘って第10ラックを奪うと、次ラックでは勝ちを目の前に硬さが見え始めた河原のミスをきっかけにオーシャンが2点を奪い4-8とする。
迎えた第13ラック、先にチャンスを得たオーシャンが取り切りを進めていったが、④から⑤で痛恨のポジションミスで手球を隠してしまい、2クッションから狙ったがこのショットがノーヒットファウル。ここから4球を慎重に取り切った河原が9-4として、上がり際で苦しみながらも決勝戦へと駒を進めた。
チャイナオープン制覇まであと1勝に迫った河原、明日14日16時30分からの決勝戦では、この後21時30分からの準決勝第2試合、付小芳(中国) vs 劉莎莎(中国)の勝者と対戦する。
写真提供:WPA
大会ライブ配信:WPALIVE.TV
大会情報:2025 PUDONG TANGCHENG WPA 9-Ball China Open