世界を席巻する中国ビリヤードが日本に本格上陸
JOY JAPAN HeyBall Cup@東京タワーB1『タワーホールB』特設会場
日本のトップ3が参戦した大会、土方隼斗が優勝し賞金60万円を獲得
WPA公認の下、オリンピック正式競技入りを目指し、世界的な普及を進めているヘイボール(チャイニーズエイトボール)、6月10日〜27日にかけてビリヤード史上最高の優勝賞金1000万元(約2億3,500万円)のグローバルファイナルズを開催したゴールデンナイン(中式九球)など、チャイニーズプールは現在、ワールドプールシーンを席巻する勢いで広がり続けている。
その流れの中、5月には「日本国内におけるヘイボールの普及・発展を目的」として『一般社団法人日本HeyBall協会』(JHBA)が設立され、6月25日〜28日(木〜日)には同協会主催による初のトーナメント、『JOY JAPAN HeyBall Cup』(ジョイジャパンヘイボールカップ)が開催された。
決勝会場となった東京タワーB1『タワーホールB』
賞金総額150万円、優勝賞金60万円の今大会には、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属プロも多数参戦。中でも日本のエースとして、またワールドトップスターの1人として海外転戦中の大井直幸、国内不動のトップ2である土方隼斗、羅立文の3名が久々に同じ試合で顔を揃えたのは大きなトピックで、ヘイボール、そして国内初となるトーナメントへのプレイヤーの関心の高さが窺えた。
ゴールデンナインもプレーする羅立文がさすがのプレーを見せた(結果は3位タイ)
海外戦の合間を縫って大井直幸も参戦(結果は3位タイ)
プロ、アマ計78名による3日間にわたった予選を終え、28日(日)には、東京タワーB1の『タワーホールB』特設会場に、ヘイボールを主導する中国のメガテーブルメーカーであるJOY製のテーブル4台が設置された中、16名による決勝トーナメントが行われた。
会場には4台のJOYテーブルが設置
大井、土方、羅だけでなく、6月にランキング対象公式戦初優勝を遂げたばかりの田代亮太を始め、青木亮二、村松勇志ら6名のJPBA勢、これまでチャイニーズプールの日本での普及活動を続け、中国で行われるトーナメントにも積極的に参戦している福田豊など、国内トップレベルのプレイヤーが競ったゲームはハイレベルなものとなった。
重優勝の村松勇志は準決勝で羅立文を撃破(結果は準優勝)
ベスト4には、順当に大井、土方、羅の3名が残り、もう一枠には村松。準決勝は大井 vs 土方、羅 vs 村松のマッチアップとなり、5ラック先取、90分打ち切りのフォーマットによる戦いを制したのは土方と村松だった。2025年の『男子エイトボール世界選手権』で3位タイの実績を持ち、エイトボールにも強い土方と、プロ2年目、22歳の村松のバトルは予想外の大接戦となったが、最後は土方がヒルヒル戦を制し、初代チャンピオンの座に就いた。
選手、運営、関係者とプレスのみの来場となった今大会は、今後に向けたテスト的な意味合いもあったが、ロケーションを始め、開会式で発表された公式アンバサダー、オリジナルアパレルだけでなく、運営のデジタル化やジュニアプレイヤー育成の姿勢など、明確なコンセプトの下で開催されていることが十分に感じられた。
開会式では新たなライフスタイルブランド「HEY.」がお披露目された(右が公式アンバサダーの宮澤成良さん)
JHBA代表理事の一ノ瀬広行氏によれば、JHBAではこの大会を皮切りに、今後定期的に主催トーナメントを開催していく意向で、次回大会は現在日程調整中とのこと。今後日本のビリヤード界の中でヘイボール、JHBAがどのような発展を見せていくのか、Billiard Web CUE’Sでは、次回大会の情報を含め今後の動きにも注目していく。
JHBA代表理事の一ノ瀬広行氏













