ビッグイベントが続くチャイニーズプール
6月26日〜28日には日本初のヘイボールトーナメントも開催
WPAとタッグを組み、ビリヤードのオリンピック正式競技入りを目指しているJOYの『ヘイボール』、アジア圏だけでなく世界各国からプールプレイヤーが参戦中のDUYAが主催する『ゴールデンナイン』、さらには『康溪盛世/星牌』がスタートさせた『華彩台球』。これらは全て中国のビリヤードテーブルメーカーが主導する、チャイニーズプールの競技形態だ。
まずヘイボールと華彩台球は、通常のプールのエイトボールを基にしており、ゴールデンナインの基本的なルールはナインボール。その姿を借りながら、それぞれがオリジナルのルールで味付けをしており、サイズがプール、仕様がスヌーカーという、ハイブリッドな専用のテーブルを使用しながら独自のビッグイベントを次々に開催し、ワールドプールシーンの大きなトレンドとなっている。
その中で現在進行中なのが賞金総額1,078万元(約2億3,000万円)、優勝賞金500万元(約1億円)の『”GOLDLION CUP & KANGXISHENGSHI & LIBER WIN CLOTH” 2026 HUACAI WORLD OPEN』(2026華彩ワールドオープン)で、8日(月)に行われる決勝戦に向けて決勝トーナメントが進行中だ。
世界中にファンを持ち、本業であるスヌーカーの世界ではすでにレジェンドの域にあるロニー・オサリバンが招待選手として参戦しているこの大会には、日本からも『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属のジュリアン・セラディラ、奥田玲生、福田豊アマの3名が出場したが残念ながらすでに敗退している。
そして17日(水)に本戦・ステージ2がスタートするのが、現在年間を通じて優勝賞金4,000万円のトーナメントを4回開催、その他にもアジア圏での大会、学生・ジュニアなど様々な大会を行っている『ゴールデンナイン』の、2025年-2026年シーズンを締めくくる『BEIJING 2025-2026 DUYA LEGENDS TOUR GOLDEN NINE GLOBAL FINALS』(ゴールデンナイングローバルファイナルズ)。
ゴールデンファイナルの前哨戦となったトーナメントでは、プール最強国フィリピンのトップスター、ヨハン・チュアが優勝
この大会は、地元中国のチャイニーズプールのトップスターが顔を揃え、さらに日本を含めた海外勢も大挙参戦する、賞金総額1,085万元(約2億3,000万円)、優勝賞金500万元(約1億円)、約2週間にわたる一大イベントで、今大会を含めたゴールデンナインは現在、WPAの承認トーナメントとなっている。
このように、ワールドプールシーンを席巻する勢いで広がり続けているチャイニーズプールだが、その流れは確実に日本にも届いている。昨年11月には日本初のゴールデンナイントーナメントが開催され、ここから杉山功起、谷みいな(ともにJPBA)が、翌年の2月に行われた中国での4,000万円トーナメントにチャレンジ。そしてこの6月25日〜28日(木〜日)にはこちらも日本初となるヘイボールトーナメントが行われる予定となっている。
5月「日本国内におけるヘイボールの普及・発展を目的」として設立された『一般社団法人日本HeyBall協会(JHBA)』が主催する『JOY JAPAN HeyBall Cup』(ジョイジャパンヘイボールカップ)は賞金総額150万円。25日〜27日までの3日間は埼玉県内でJOYテーブルが設置された2箇所のビリヤード場で予選が行われ、28日には16名による決勝トーナメントが、東京タワーB1のイベントスペースに特設会場が組まれて行われることとなっている。
世界規模の連携と圧倒的な資金力を背景に、オリンピック正式競技入りを見据えて進むダイナミックなイノベーションの行方と、国内でも具体化し始めたチャイニーズプールの動き。この新たな潮流が、日本のビリヤード界にどのような影響をもたらしていくのか。Billiard Web CUE’Sでは、今後もその展開に注目していく。













