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【ランキングで見るビリヤード02】wnt.(ワールドナインボールツアー)編

2026.05.03

当代最強、現在最強、昇り竜が獲得賞金総額でわかる

wnt.ランキング不動のトップはフェダー・ゴースト

昨日に引き続き、ワールドプールシーンを「プレイヤーの強さ」という視点から眺める時の指標について紹介していくシリーズの第2回をお届けする。今回取り上げるのは、2023年のスタート以来、ナインボールに特化したツアーを展開し、契約プロとなっているワールドトップスターがハイレベルなバトルを繰り広げているwnt.のランキングシステムだ。

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まずwnt.ランキングは、対象となる試合でのプレイヤーの獲得賞金そのもので決まる。最も「稼いでいる」プレイヤーが一番強いというシンプルな考え方を基にしており、現在は、2024年5月の『Scottish Open』から今年4月の『Bob Stocks Memorial』までの61のwnt.ランキングイベントの累計金額によって格付けされている。

下の表が最新のトップ30だが、1位は現在ジョシュア・フィラーと並び、最強のプールプレイヤーとも言われるフェダー・ゴースト、2位にはヨハン・チュアとともに最強国フィリピンの看板を背負うエースのカルロ・ビアド、そして3位には、昨年に大ブレイクを果たし、今年も絶好調のアロイシウス・ヤップとなっている。

その中でゴーストとビアドは、それぞれ2024年、2025年に優勝賞金25万ドルの『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(男子ナインボール世界選手権)に勝っているアドバンテージが大きい。ワールドプールシーン最高額の賞金を獲得した世界チャンピオンがトップ2にいることに違和感はないが、その他イベントとの賞金格差が激しいこともあって、現状では一度25万ドルを穫れば、ランキングが大幅ダウンすることはない形になっている。

ただヤップについては、年に数試合行われる優勝賞金4万ドル〜10万ドル規模のメジャーで昨年3連勝を果たすなどして積み上げてきた金額がビアドに迫っており、単年で考えれば「今最も強い」プレイヤーと言うことができるだろう。

ヤップは昨年のUSオープンで10万ドルを獲得

以下のランキングを見渡すと、近年は様々な要因で出場試合を選んでいるフィラー、シェーン・バンボーニング、柯秉逸、柯秉中といったワールドトップスターがランキングを落としているのとは対象的に、チャンスを求めwnt.に積極的に参戦し続け着実に成長してきたモリッツ・ノイハウゼン、ピジュス・ラブティス、ミッキー・クラウス、さらにジョナス・ソウトといったハングリー派の躍進は象徴的だ。

そして、wnt.スタート時から契約プロとして戦い続けている日本のエース、大井直幸は現在15位までランキングを上げてきている。欧米のプレイヤーに比べて遠征の大変さもある中、2024年8月の『TAOM MAXRACK NINEBALL
HELSINKI OPEN 2024』でwnt.初優勝。

大井は今年2月の『CARABAO INTERNATIONAL OPEN』優勝で20,000ドルを獲得

ここから一時は30位近くまでランキングを落とした大井だったが、昨年から一段階レベルアップしたプレーを見せて着実に賞金を加算。今年に入り2月の『CARABAO INTERNATIONAL OPEN』でwnt.2勝目、3月の『Inthebox Open』では準優勝と一気にギアを上げてwnt.のトップ16に名を連ねた。

このように見てみると、wnt.ランキングは、当代最強、現在最強、ライジングスターといったプールプレイヤーの動向がよくわかるシステムになっていると言えそうだ。さて次回は、ワールドプールシーンを統括する本家とも言えるWPAのランキングについて見ていくことにする。

写真提供:Matchroom Pool

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