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ビリヤードで繋がれた25年の歴史

2019.02.14

早稲田大学クレセント25周年パーティに行ってみた

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パーティには75名の歴代メンバーとゲストプロが参加

早稲田大学『Crescent』(クレセント)は、1998年創刊の『ビリヤードCUE’S』よりも歴史のあるインカレビリヤードサークルだ。東京・高田馬場の老舗ビリヤード場『山水』を拠点として、貴重な学生生活の4年間を仲間達と共有し、社会人となってもビリヤードを通じて先輩・後輩として……というよりも良き球仲間として繋がりを持ち、楽しみ続けるサイクルが現在も続いている。

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会場は早稲田の大隈記念講堂のほど近く。当日は気持ちの良い冬晴れ一日となった

2月10日(日)、早稲田大学の象徴、大隈記念講堂からほど近い『リーガロイヤルホテル高田馬場』で開催された『早稲田大学ビリヤードサークル Crescent 25周年パーティ』は、ビリヤードが持つ魅力にノックアウトされ続けている75名が、世代も肩書も超えて笑顔で語らう場となった。

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会場の『リーガロイヤルホテル高田馬場』に集う参加者達

定刻の15時を前に集うOB、OGと現役のサークルメンバー達。そこかしこで再会を喜ぶ声、初めて会う先輩や後輩と挨拶を交わす声が聞こえる中、パーティは「クレセントあるある」の10分遅れでスタート。乾杯の音頭を取ったのは、サークル草創期からしばらく山水に所属し、何代にもわたって学生達を暖かく見守ってきたJPBAの松野剛明プロ。現在は千葉県習志野市で『Pool & Darts Trigger(トリガー)』のオーナーを務めるプロは、クレセントの面々から「第0代幹事長」として慕われ続けている存在だ。

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松野プロの挨拶からパーティはスタート

キレキレ&手短な挨拶で松野プロがグラスを掲げ皆で祝杯をあげたところで、現役メンバーが中心となり、OBがサポートしながら入念に準備された宴は開幕。おいしいフード&ドリンクを手に近況を報告しあったり、球談義に花を咲かせたりと歓談の時間を経て、高偏差値学生サークル、というか球バカサークルならではの余興タイム「全国統一 Crescentテスト」が始まる。

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松野プロに続き、クレセントを見守ってきた栗原信祐プロが祝辞を述べてテストがスタート

もう一人のゲストプロ、現在東京・練馬の『Pool & Darts + Poker Bar “side”(サイド)』オーナーで、松野プロと同じく山水所属経験が長く、メンバーから頼りにされてきたJPBA栗原信祐プロ。クレセントの兄貴的な存在のプロによる、その人柄同様の温かな祝辞の後、5-9の点数を瞬時の記憶のみで計算する数学から、クレセント歴代メンバーのパーソナル問題、さらには様々な銘木を「気乾比重」の重い順に並べよという超マニアックな課題までが次々に出題。

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第1問はこんな数学問題

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テストはチーム戦。全員の知恵を集めガチで挑む

およそ1時間にわたり続いた、参加者全員がシャッフルされてチームを組み、真剣にノリ良く楽しんだ景品付きのこのテスト。最後は日本のトッププロ、大井直幸栗林達羅立文土方隼斗の全面協力による目玉の『2018年JPBA男子トップ4プレイヤーサイン色紙セット』を初代幹事長の平子正博さんチームが獲得して終了。そして時間を惜しむように歓談が続き、現役メンバーによるお礼とこれからのクレセントを担っていく決意表明の挨拶があった後、平子さんによる一本締めでパーティはお開きとなった。

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現役メンバーも登壇。現幹事長の栗田創一さんが挨拶

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最後は初代幹事長の平子さんがきっちり締めて第1部は無事終了

一つの大学インカレサークルの記念パーティは、決してトーナメントでもないし、実際にプレーをする場でもなかった。だがそこには確かにビリヤードが溢れていた。幅広く奥深い文化としての魅力、年齢、性別を問わないコミュニケーションツールとしての機能は言わずもがな。近年活動拠点として加わった大学直近の『イナホビリヤード』、そして山水に繰り出していく歴代サークルメンバーの姿が、どんな言葉よりもわかりやすく、ビリヤードの素晴らしさを語っていた。

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パーティの運営スタッフ。ここでも現役メンバー達をOBがしっかりサポート

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