【蔵出し動画2】2013年ジャパンオープンベスト8
2025.06.14
ビリヤード神、2011年ナインボール世界王者との激闘

1985年に初めてアメリカのツアーに参戦する以前、1970年代後半からすでに日本で活躍していたビリヤード神、エフレン・レイズは、世界を舞台にトップスターとしてトーナメントに出場しながも、日本を忘れることなく、2010年代まで国内ファンにファンタスティックなプレーを魅せてくれた。
ここでは、ビリヤード専門ストリーミングTV『CBNT』のアーカイブの中から、そんなレイズが『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)のトーナメントで戦った貴重な試合映像をピックアップしてお届けする。
●ビリヤード神、2011年ナインボール世界王者との激闘
2011年に、日本人プレイヤーとして奥村健、高橋邦彦に続く3人目のナインボール世界王者となった赤狩山幸男。今回紹介するのは、その2年後、テンボールで争われた2013年の『ジャパンオープン』で、現在もトップランカーとして戦い続ける赤狩山と神による1戦だ。
ジャパンオープンがこの年の日本での初めての試合となったレイズは、順調に予選を勝ち上がると、ニューピアホール特設会場での緒戦となったベスト16戦で持永隼史アマを9-2と一蹴して準々決勝へ。一方の赤狩山は、ジャパンオープン前の2戦で優勝、準優勝と好調を維持したままベスト8まで駆け上がってきた。
9ラック先取のこの試合は序盤から一進一退の攻防となり、試合中盤にチャンスを得た赤狩山が4-4からの2連取で6-4とリードを奪う。しかし、慌てることなくテーブルに向かう神が、ここから一段ギアを上げ反撃をスタートさせる。