ビリヤード神、分身&期待のジュニアとキューを交える
エフレン・レイズジャパンツアー東北ラウンド@盛岡 & 仙台

東北ラウンド2日目、仙台市の『プールウェブ』には50名以上が訪れた
エフレン・レイズが7年ぶりに来日し東北、東海、中国、九州、大阪でイベントを展開する『エフレン・レイズジャパンツアー』。6月1日(日)に東京ラウンドを終えた神は、翌日すぐに新幹線に乗り込み東北へ。2日〜3日(月〜火)の2日間に渡り、岩手、宮城のビリヤードファンを魅了した。
まずは東北ラウンド初日の会場は盛岡市の『BRIDGE』。県内で行われるアマチュア公式戦やグランプリイースト東北予選の会場にもなるなど、競技派プレイヤーに親しまれているだけでなく、日頃からエンジョイ派も多いというお店だが、これまで神が来日した際に数多くのイベントを行ってきた場所でもある。

東北ラウンド1日目は盛岡市の『Bridge』
休み明けの月曜日にもかかわらず大勢のファンが集まり、イベントはチャレンジマッチを中心に進んで行ったが、この日のトピックは何と言っても「エフレン vs エフレン」が7年ぶりに実現したことだ。
古舘紀年さんは、レイズや盟友のフランシスコ・ブスタマンテから「Efren 2nd」の称号をいただくほどに神のプレー姿をトレースし、さらにはレイズと数々のタイトルを手にしてきた元相棒の「Judd」をも所持する、神が東北を訪れた際には必ずチャレンジしてきた熱烈な信徒なのだ。

右が「Efren 2nd」こと古舘紀年さん
今回も東北でのイベントではド定番となっているエフレン vs エフレンは大いに盛り上がったのだが、何と言っても久しぶりにキューを交えることとなった神が、分身の球捌きに目を細め、改めて日本に帰ってこられたことを嬉しく思っている姿が印象的な盛岡の夜となった。
明けて3日、神は少しだけ南に移動し宮城県へ。会場となった『プールウェブ』は、東北の中心都市である仙台市に位置し、各種大会からレッスンまでを幅広く展開している、こちらも長年に渡って神を招き続けてきた北の名店の1つ。この日は宮城だけでなく東北各地域から50名以上が参加するビッグイベントとなった。

東北ラウンド2日目は『プールウェブ』
そしてこの日は、初めて神を直接眼の前にした東北期待のジュニアプレイヤーの1人、安部ひなたさんと神との対戦が大きなトピックとなった。全日本ジュニアナインボール選手権にも出場経験があり、今年から『KAMUIジュニアパートナープログラム2025』からも支援を受けることになったひなたさんと、フィリピンではジュニアを含めた多くのプレイヤーへの指導を行いながら後進を育て、EBRエリートモデルを将来あるジュニアにぜひ使ってほしいと、価格を極限まで抑えるコンセプトを打ち出している神。

神が自ら将来あるプレイヤーに進むべき道を示した
そんな2人の注目すべき対決は3-1でひなたさんの勝利。世界中のプレイヤーが尊敬し、憧れる神とテーブルを独占した4ラック。神はひなたさんに、これからビリヤードを楽しく続けていきながらどんどん上手くなっていけるよう最高のプレー体験をプレゼントし、ひなたさんも緊張はありながら神からの特別なギフトをしっかりと受け取ったのだった。
こうしてエフレン・レイズジャパンツアー東北ラウンドは無事終了。本日4日の神は、来日以降のイベント5連戦を終えて移動&休養日。秘密の場所でしっかりと英気を養った後、明日5日からの愛知、広島、大阪を巡る西日本ラウンド1に向かう。