エフレン・マジックの裏側を探る〜その4〜

エフレン・レイズが決めてきた数々のファインショット。それらは多くのプレイヤー達の想像を超えるもので、「エフレン・マジック」と呼ばれています。すり切れるまで見たテープ、何度も繰り返し再生した動画、数々あるのではないでしょうか？　

ここではレイズ自ら、そんな超絶技巧のテクニックを紹介します！　果たしてショットの裏で、レイズが考えていることとは？　そして、実際にマジックと呼ぶべき色々なショットをビリヤード神が実践！　解説を読み、実際の映像で見て、ビリヤード場で練習すれば、あなたもマジックを再現できるかも!?

キャノンイン&絶妙すぎるポジション

ブレイク後の取り出し、①のポケットは簡単だが②からつないでいくのが難しい。レイズのセレクトは、①シュート後に図のようにポジションし、キャノンショットで⑥を沈めること。しかも、②クッションで戻ってきた②が手球に当たり、絶妙なポジションを取った。

ショットの真実 by ビリヤード神

①を入れても②と⑥のトラブルを崩す形が見えなかったから、こういうセレクトをした。今回のショットでは②は最高の形になっているけど、実はそこまでの結果は想定していない。

ただ、こういうショットなら、②が悪い形になったとしても、そこまで難しいショットにはならないはずだから。だから、この局面を打開するために、キャノンをしやすいことを第一に考えて①からポジションしたんだ。ここにポジションできさえすれば、⑥のキャノンシュートに関しては自信があったよ。