宮下綾香が決勝に進出、銀メダル以上が確定
第12回ワールドゲームズ 2025 成都大会情報④

ビリヤード競技唯一の代表選手として戦う宮下は素晴らしい戦いを展開中
8月7日(木)、中国・成都を舞台にした『第12回ワールドゲームズ』が開幕した。4年に一度、夏季オリンピックの翌年に開催されるこの大会は、オリンピックに採用されていない競技種目による国際総合競技大会で、今回は約100の国と地域から集った約4,000名アスリート達により、34の競技でメダルが争わている。
『世界ビリヤードスポーツ連合』(WCBS)が統括するビリヤード競技は、10日(日)にスタートし、5日間の日程でキャロム(男子、女子)、プール(男子、女子)、ヘイボール(男女混合)、スヌーカー(男子、女子)の4種目7カテゴリーのメダル争いが進行している。

10日に全プレイヤーが参加して行われたオープニングセレモニー
その中で女子スリークッションに唯一の日本代表として出場している『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属の宮下綾香が、4名×2組に分かれた25点ゲームの予選リーグを突破、日本時間12日12時から行われた準決勝で、ペルーのジャクリーン・ペレスを下し決勝に進出、銀メダル以上の獲得を確定させた。
宮下は予選リーグで『女子スリークッション世界選手権』を5度制覇している絶対女王、テレーゼ・クロンペンハウワー(オランダ)と同組になり、この対決には敗れたものの、トルコのギュルシェン・デゲナー、オランダのカリーナ・イェッテンを下してグループB2位で勝ち上がり。
女子スリークッション準決勝(YouTubeチャンネル『WCBSbilliards』より)※宮下 vs ペレスは2試合目
グループA1位通過のペレスとの対戦は、序盤から5-10とリードされた宮下だったが、試合中盤に12-12に追いつくと、第21イニングの3点ランで15-12と逆転。この後は当てあぐねるペレスに対してコツコツと得点を積み上げた宮下が第33イニングに25点に到達し、25-17で勝利してゴールドメダルマッチに進んだ。
女子スリークッション決勝の宮下の相手は、今大会でも圧倒的な力を見せて順当に勝ち上がってきたクロンペンハウワー。宮下が絶対女王に挑む今大会2度目となる対戦は、日本時間13日(水)14時30分にスタートの予定だ。
写真提供:WCBS、On the Hill!
大会ライブ配信:WCBSbilliards
大会情報:WCBS