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森雄介がPBA初制覇! 優勝賞金1000万円を獲得

2025.08.12

NHCard PBA Charity Championship@韓国・高陽市

森はPBA挑戦5年目にして快挙達成

8月6日~11日(水〜月)の日程で、韓国・高陽市を舞台に開催されていた、韓国スリークッションプロツアー(PBA)第3戦『NHCard PBA Charity Championship』の決勝戦が11日(月)に行われ、日本から参戦している森雄介が韓国のオ・サンピルを下し、参戦5年目にして日本男子として初の優勝を果たし、優勝賞金1億ウォン(約1,000万円)を獲得した。

128名が出場した今大会、森は15点ゲーム、3セット先取のR128(1回戦)からチョイ・ハンソル(韓国)を3-0、サヴァシュ・ブルト(トルコ)を3-1、キム・ジェガン(韓国)を3-0と、いずれも2点超えのアベレージで下してベスト16に進出すると、R16でもイ・デウンを3-0で下して準々決勝に進んだ。

勝てば2024-2025年シーズンの第2戦『Hana Card PBA/LPBA Championship』以来の準決勝進出となる試合では、シン・ジョンジュ(韓国)に先にセットカウント1-2とされながらも第4セットを取って、11点ゲームとなるファイナルセットに持ち込み、このセットを11-6で取り準決勝へ。

今回の森はワールドクラスのプレーで勝ち進んだ

2023-2024年シーズンの第4戦『SY PBA/LPBAチャンピオンシップ』で一度ファイナルを経験している森は、ここでワールドトップスターの1人であるセミ・サエギナールと対戦。4セット先取となったこの試合も、1-2とリードを許す展開だったが、その後の2セットを連取して逆転。さらに最終となった第6セットではハイラン10点、アベレージ3.75と素晴らしいプレーを展開して15-5で勝利し、自身2度目となるファイナルに進出した。

準決勝でスペインの至宝、ダニエル・サンチェスを下したオム・サンピル(韓国)との決勝戦、森は一気に3セットを連取してリーチをかけるが、ここから森の当たりに陰りが見え、オムが粘り強く3セットを取り返してファイナルセットに突入。

優勝賞金は約1,000万円、日本人プレイヤーとして今年ダントツの獲得賞金となった。左が準優勝のオム・サンピル

11点ゲームとなったこのセットは序盤互いに走り切れない展開となり、4イニングを終わって森の1-3ビハインド。しかし第5イニングのオムの得点が1点で終わると、ここから森が3点ランで同点とし、さらに次のイニングで2点、そして最終となった第7イニングで5点を撞き切り、接戦を制して見事に初優勝を達成した。

決勝戦第7セット(YouTubeチャンネル『PBA TV』より)

写真提供:3-Cushion FOCUS by Young Hun Kim
大会情報:『PBA/LPBA TOUR
大会アーカイブ動画:『PBA TV
日本選手情報:『PBA Japan Players

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