ウェブキューズはビリヤードの全てがわかる総合情報サイトです。

世界最高峰のナインボールバトル、王者はカルロ・ビアド

2025.07.27

WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ

ビアドは2017年に次ぎ2度目のナインボール世界王者となった

7月21日〜26日(月〜土)の6日間の日程で、サウジアラビア・ジッダを舞台に開催されていたwnt.最高峰のプールトーナメント『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)の全日程が終了。決勝戦でフェダー・ゴースト(アメリカ/FR:847)を15-13で下したカルロ・ビアドが(フィリピン/FR:834)が優勝を果たし、賞金25万ドルをその手にした。

日本時間26日19時からの準決勝第1試合、ビアド vs バーニー・レガラリオ(フィリピン/FR:803)からスタートしたこの日、まずはビアドが期待のライジングスター、レガラリオを11-3と一蹴して決勝へ。続く第2試合ではゴーストが、こちらも勢いある若手の1人であるクレディオ・カチ(アルバニア/FR:809)を11-7で下し、決勝戦はともに2度目のナインボール世界王者の座を狙うワールドトップスター対決となった。

15ラック先取で行われた決勝戦は、まずは大会連覇を狙うゴーストが2-0と先行。しかし第3ラックでのゴーストの⑤ミスをきっかけにビアドが反撃を開始し、ここから一気に9連取を果たして大量リードを奪う。

しかしゴーストも第12ラックの③セーフティ戦からチャンスを得て得点を返すと、ここから一気に追いつき9-9。ここからビアドが4連取で13-9とすればゴーストも4つ取り返して互いに譲らず、第26ラックを終えてスコアは13-13のタイとなる。

迎えた第27ラック、ゴースト得意のジャンプショットがスクラッチとなり、ここから冷静にランアウトしたビアドが14-13でリーチをかけると、最終となった第28ラック、ハイプレッシャーの中ブレイクを決めたビアドが、難しい③-⑤コンビもしっかりと決めてマスワリフィニッシュ。ビアドはエフレン・レイズ、フランシスコ・ブスタマンテもなし得なかった、フィリピンプレイヤーとして初となる2度目のナインボール世界選手権タイトルを獲得した。

ゴーストは敗れたものの10万ドルを獲得しwnt.ランキング1位をキープ

大会終了後にwnt.はランキングを更新、準優勝の賞金10万ドルを加えたゴーストの1位は変わらなかったが、この日25万ドルを手にしたビアドが一気に2位に浮上。以下3位がアロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:834)、4位がヨハン・チュア(フィリピン/FR:834)、5位が柯秉中(台湾/FR:845)となり、トップ5のうち4名をアジア勢が占めることとなった。

写真提供:Matchroom Pool
大会アーカイブ動画:wnt.tv(要登録/有料)、Matchroom Pool(無料)
大会情報(ライブスコア、トーナメント表等):World Nineball Tour live scores(要登録/無料)

ページトップへ
×

― ビリヤード関連組織・団体 ―