WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ

総額100万ドル（約1億4,700万円）、優勝25万ドル（約3,700万円）とワールドプールシーン最高の賞金額を誇るwnt.最高峰のプールトーナメント『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』（ナインボール世界選手権）の大会5日目が終了し、ベスト4がフェダー・ゴースト（アメリカ/FR：847）、カルロ・ビアド（フィリピン/FR：834）、クレディオ・カチ（アルバニア/FR：809）、バーニー・レガラリオ（フィリピン/FR：803）の4名に決定した。

まずゴーストは、ステージ2の3回戦（ベスト16戦）でマリオ・ヒー（オーストリア/FR：813）を11-5、準々決勝でジェフリー・ロダ（フィリピン/FR：821）を11-4と圧倒して、自身3度目となる準決勝に進出。大会連覇に向けて着々と歩を進めている。

ゴーストは大会連覇まで後2勝

2017年のナインボール世界選手権王者のビアドは、3回戦でジェフリー・イグナシオ（FR：807）との同国対決に11-9で勝利した後、柯秉中（台湾/FR：843）との世界タイトルホルダー対決を11-7で制して、タイトル獲得時以来となる準決勝に進んだ。

ビアドは2度目のナインボール世界選手権タイトル獲得を狙う

6月にルーマニアで開催されたwnt.ランキングイベント（ブロンズ）『Mezz Bucharest Open』決勝でジョシュア・フィラー（FR：858）を下してwnt.初優勝を果たしているカチは、3回戦でコンラッド・ユスチシュン（ポーランド/FR：800）を11-8、準々決勝でアミール・アリ（イラク/FR：842）を11-9で下して初のベスト4へ。

カチは、昨年大会準優勝の兄、エクレントに続き決勝進出を狙う

今大会でプール世界最強国を印象付けたフィリピン勢の中でブレイクを果たしたレガラリオは、3回戦で同郷のパトリック・ゴンザレス（FR：778）を11-9で破った後、wnt.ランキング3位でエイトボールで世界タイトルを持つフランシスコ・サンチェスルイス（スペイン/FR：844）に11-4と快勝してこちらも初の準決勝進出を果たした。

昨年、wnt.ランキングイベント初勝利を挙げているレガラリオは先輩ビアドに挑む

大会最終日の準決勝は、日本時間26日19時から第1試合のビアド vs レガラリオのフィリピン対決、その後21時からゴースト vs カチの第2試合が行われる。そして、ナインボール世界王者 vs 勢いある若手の組み合わせから勝ち上がった2人が、27日1時30分から、ナインボール世界王者の称号と25万ドルをかけて決勝戦を戦うこととなる。

写真提供：Matchroom Pool
大会ライブ配信：wnt.tv（要登録/有料）、Matchroom Pool（無料）
大会情報（ライブスコア、トーナメント表等）：World Nineball Tour live scores（要登録/無料）