メジャー前最後の前哨戦に大井直幸、ジュリアン・セラディラ、吉岡正登が参戦
TAOM V10 OPEN 2025は大井9位タイ、セラディラ17位タイ

wnt.ランキングイベント(シルバー)の『Jacobiy Scottish Open』は30日(水)にスタート
4月に入り毎週連続で開催されているwnt.ランキングイベント5連戦の4戦目となる『TAOM V10 Open』(タオムオープン)は27日に最終日を迎え、決勝戦でwnt.ランキング55位のペトリ・マコネン(フィンランド/FR:795)と13-6で下した同19位のヨナス・ソウト(スペイン/FR:796)がwnt.ランキング通算3勝目となる今シーズン2勝目を挙げ、優勝賞金8,000ドルを獲得した。

タオムオープンファイナリスト。マコネン(左)とソウト(右)
この大会に日本から『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属でwnt.ランキング21位の大井直幸(FR:822)とジュリアン・セラディラ(FR:759)の2人が参戦していたが、セラディラはタブルイリミネーションラウンドの予選ラウンド、敗者側最終戦でwnt.ランキング96位のカール・グナデバーグ(エストニア/FR:731)に敗れ33位タイでフィニッシュ。
ベスト32に進出し、1回戦で1度予選ラウンドで敗れているクィンテン・ポンジャーズ(オランダ/FR:738)を10-2と圧倒した大井だったが、2回戦でランキング35位のマルク・ビスタボシュ(オランダ/FR:789)との接戦を8-10で落とし9位タイで大会を終えている。
タオムオープンを終えた大井、セラディラはこの後、30日(水)にスタートする『Jacobiy Scottish Open』に向けフィンランド・ヘルシンキからスコットランド・グラスゴーへ移動。5月6日(火)に開幕する今年2戦目となるメジャーイベント『UK OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(UKオープン)前最後の前哨戦となるこの大会には、UKオープンにも出場するJPBA所属でwnt.ランキング151位の吉岡正登(FR:755)も出場する。

左からセラディラ、大井、吉岡
79名が出場する今大会の1回戦、勝者側1回戦(2回戦)の組み合わせはすでに発表されており、JPBA3選手は2回戦から登場。遠征初戦となる吉岡はwnt.ランキング36位のマックス・レヒナー(オーストリア/FR:816)と、セラディラはタオムオープンで一度勝利している93位のサリバン・クラーク(ニュージーランド/FR:746)と、大井はダニエル・グッテンバーガー(オーストリア/FR:775) vs ジェームズ・ジャック(スコットランド/FR:674)の勝者と対戦する。

賞金総額53,200ドル、優勝賞金12,500ドルのシルバーイベントとなっている今大会は日本時間30日の21時にスタート。まずはダブルイリミネーション、8ラック先取の予選ラウンドで決勝トーナメントに進出する16名を決定する戦いが行われ、セラディラが5月1日1時、大井と吉岡は同5時に緒戦を迎える。
写真提供:Biljardi 247、Matchroom Pool
大会情報:CUESCORE