【ブランド・ストーリー004】BIK JAPAN
タップから始まった「純国産」の追求。トータルブランド・BIKの現在地
Billiard Web CUE’S Special Edition第13弾「これがビリヤードワールドだ! 2026年夏!」の中で、国内外の有力ブランドが持つ独自の哲学や製品開発の裏側にスポットを当てる「素晴らしきビリヤードアイテムブランド!」。その第4回に登場するのは、東京・多摩エリアを拠点に、自社工場での丁寧なものづくりと確かなセレクト眼で多くのプレイヤーを支える「BIK JAPAN(ビーアイケージャパン)」。
現在、多くのプレイヤーに認知されているBIKだが、そのプロダクトの根幹にあるのは、創業時より一貫して追求し続けている「タップ」の品質と、そこから派生した徹底的な品質管理とプレイヤー目線に基づいたもの作りだ。
■ 自社工場での一貫生産ブランド『NAVIGATOR』
BIKの主力ラインナップを支えるのが、多摩市永山に自社工場を構え、国内製造を行う『NAVIGATOR SPORTS BRAND(ナビゲーター・スポーツ・ブランド)』だ。同ブランドは「Made in Japan」のクオリティを最優先し、素材の選定から加工、販売までを自社でコントロールするスタイルを確立している。
全てのタップの全ての工程が自社で管理されている
現在の主力製品である『SIGMA(シグマ)』や『GEKI(激)』といった積層タップは、個々のプレイヤーのフィーリングに応える豊富なバリエーションを持ち、製品ごとの安定性の高さから、国内外の多くの競技者に選ばれている。また、その開発思想はチョークや高機能グローブといったアクセサリー類にも反映されており、トータルでのプレー環境をサポートする体制を整えている。
■ 高い技術力とプロの知見が融合する『BID』と『Yi(翼)』
自社製造のほか、金属加工等で高い技術を持ち、国内最強のメンテナンスマシン「DESIRE」の製作でも知られる「若井製作所」との共同製作ブランド『BID CUE BRAND』や、ソリッドな打感が特徴で、シャフトにカーボン素材のコアを入れることで直進性を高めた『Yi(翼)CUSTOM CUE』など、多様なニーズに応えるギアを展開している点もBIKの特徴だ。
中でも現在話題を集めているオールカーボン製ジャンプキュー『OROCHI (オロチ)』シリーズは、その操作性と性能から「即戦力」のジャンパーとして国内外のプレイヤーからの評価も高い。
先ごろ限定色が発売された『OROCHI COMFORT JUMP PRO』
こうした製品のブラッシュアップには、同社の契約プロである小川徳郎プロ、杉山功起プロ(JPBA)をはじめとするトッププレイヤーたちの実戦でのフィードバックが不可欠な要素となっている。特に、国内外のビッグトーナメントで上位進出を続ける杉山プロの活躍は、BIKのギアが持つポテンシャルの高さを証明するものと言えるだろう。
現在BIKのスポンサードプレイヤーは小川徳郎、杉山功起、稲川雄一(写真左から)を筆頭とした16名
■ 道具の提供に留まらない「上達の場」としてのスタジオ
京王・小田急永山駅から徒歩3分の「永山工場」2階にある『BIK STUDIO & SHOW ROOM』は、単なる展示販売スペースを超えた役割を担っている。
ここでは、全商品を実際に手に取ることができるだけでなく、小川徳郎プロが直接ユーザーの相談に乗り、一人ひとりに合う1本を提案するサービスを予約制で実施。他にも、緻密なタップ交換やカスタマイズの相談、さらにはプロアドバイザーによるプレミアムなレッスンなど、プレイヤーが「道具を育て、技術を磨く」ための多角的なサポートが行われている。
タップという小さなパーツの探求から始まり、今やキューからレッスンまでを網羅する総合ブランドへと成長したBIK。常に現場の声を吸い上げ、確かな品質で応えようとするその姿勢は、これからも日本のビリヤードシーンにおいて重要な役割を担っていくだろう。













