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『全日本アマナインB級』最年少優勝・藤田万葉選手が長浜市長を表敬訪問

2026.08.16

14歳の「日本一」が語るメンタルの重要性。地域に響く若きアスリートの情熱

浅見宣義長浜市長は藤田万葉さんの話に熱心に耳を傾けた

2026年8月3日、滋賀県長浜市の浅見宣義市長のもとを、一人の若き「日本一」が訪れた。6月に開催された国内アマチュアビリヤード最高峰の大会の一つ、『第42回全日本アマチュアナインボールB級選手権大会(通称:アマナイン)』で見事初優勝を飾った、長浜市立西浅井中学校3年生の藤田万葉選手(14)だ。

今回の訪問は、全国の予選を勝ち抜いた128名の精鋭が集結した一般アマチュアの舞台で、中学生が頂点に立つという最年少優勝の快挙を報告するためのものだ。

■ 2連続マスワリで飾った、劇的な全国制覇

藤田選手が制したB級選手権の決勝。強豪相手に一歩も引かないプレーを展開した藤田選手は、最後は2連続マスワリでフィニッシュするという高い技術を披露し6—2で勝利。14歳にして歴史ある全国タイトルを掴み取った。

劇的な幕切れとなった大会だが、藤田選手自身は「2日目の最初の試合で相手がゲームボールの⑨でスクラッチしたのですが、本来ならそこで負けていました。運にも助けられました」と冷静に振り返る。その謙虚な姿勢の裏には「技術も大切ですが、一番大事なのはメンタルのタフさ。負けている場面でも調子を崩さないことを意識している」という、確固たるアスリートとしての信念があった。

藤田選手はこの優勝でA級に昇格

■ 自宅での日課と、将来への大きな野心

藤田選手がキューを握ったのは5歳の時。競技者であった父・学さんの背中を追い、幼い頃は踏み台に乗って球を撞いていたという。現在は自宅に設置したテーブルで毎日2〜3時間の練習を欠かさず、週末には近江八幡市内のビリヤード場で6時間に及ぶ猛練習に励む。

これまで『JOCジュニアオリンピックカップ 全日本ジュニアナインボール選手権』4位や『全日本学生ナインボール選手権・小中学生の部』準優勝などの実績を積んできたが、今回の優勝を機に、戦いの場は「A級」へと移る。市長室でメダルやパンフレットを披露した藤田選手は、「次はA級で優勝し、全日本ジュニアで優勝して日本代表となり、世界ジュニアに出場したい」と、浅見市長に対して力強く目標を語った。

■ 14歳が発信する「スポーツとしてのビリヤード」

浅見市長は「中学生が一般アマの全国大会で優勝するのは異例。これからの活躍が楽しみ」と、その快挙を最大限に称えたとのことだが、藤田選手のような若い世代が「技術、体力、知力、精神力」を駆使する本格的な競技スポーツとしてビリヤードを捉え、それを公の場で発信していくことは極めて重要だ。「ビリヤードをもっと若い人たちに知ってもらいたい」と語る14歳の王者の存在は、地元滋賀のみならず、日本のビリヤード界全体に新しい風を吹き込んでいくに違いない。

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