ビリヤード版【ライダーカップ】、初日はヨーロッパが4-0リード
2025 Sportsbet.io Mosconi Cup@イギリス・ロンドン
現地12月3日(水)、イギリス・ロンドンの『アレクサンドラパレス』を舞台に、wnt.の運営母体である、ワールドワイドなスポーツプロモーターである『Matchroom』(マッチルーム)が主催する『2025 Sportsbet.io Mosconi Cup』(モスコーニカップ)が開幕した。
モスコーニカップは、wnt.プロの中からアメリカとヨーロッパ、それぞれ5名がチームを結成し、その年のチャンピオンの座を争うチーム対抗戦で、wnt.ランキングイベントではないものの、マッチルームが世界最高峰の戦いとして最も力を入れる、欧米のトップスターによるナインボールバトルだ。
フォーマットは、5ラック先取(シングルス 、ダブルス、5対5によるチーム戦)で、先に11勝したチームが勝利となり、戦いは大会初日のオープニングマッチのチーム戦を皮切りに、4日間をかけて行われる。
今回の各チームのメンバーは以下で、アメリカはwnt.ランキング1位のフェダー・ゴースト(FR:847)、同14位のシェーン・バンボーニング(FR:846)のトップ2を軸に、ヨーロッパはランキング5位でFR世界ナンバー1のジョシュア・フィラー(ドイツ/FR:857)、16位のジェイソン・ショウ(イギリス/FR:835)を中心にした布陣。
その脇を固めるのは、アメリカがいずれもモスコーニカップの経験豊富なランキング26位のタイラー・スタイヤー(FR:791)、27位のスカイラー・ウッドワード(FR:814)、33位のビリー・ソープ(FR:778)、対するヨーロッパは経験豊富なダビッド・アルカイデ(スペイン/FR:817)、今シーズンブレイクを果たし初選出されたランキング8位のピジュス・ラブティス(リトアニア/FR:812)、9位のモリッツ・ノイハウゼン(ドイツ/FR:819)となっている。
1994年にスタートしたこのイベント、2005年に初の引き分けとなるまで、アメリカがプールの本場として9勝2敗と大きく勝ち越していたが、以降ヨーロッパのプレイヤーレベルが上がり、2014年に10勝10敗に並ぶと、その翌年に初めて11勝10敗と勝ち越し2017年までに13勝10敗。
ここからアメリカも2連勝したものの、フィラー、フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:846)、エクレント・カチ(アルバニア/FR:832)らの台頭により2020年から現在まで5連勝し、現在は18勝12敗と大きく勝ち越している状況だ。
大会初日を終えた段階で、この流れは変わらず、ヨーロッパがオープニングマッチのチーム戦に勝利すると、2試合目のダブルスでは、ゴースト & ボーニングのエースペアで勝負に出たアメリカに対し、フィラー & アルカイデが5-3で勝利。
2年ぶりのモスコーニとなったフィラー
さらに3試合目のシングルスでショウがウッドワードを5-2、最終試合でも初出場ペアのラブティス & ノイハウゼンが スタイヤー & ソープを5-2で下して4連勝と最高のスタートを切った。
ヨーロッパがこのまま走っていくのか、アメリカがここから巻き返していくのか、いずれにしても大会2日目に予定されている5試合は、早くも勝負の行方を大きく左右する戦いとなる。
写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.TV(要登録有料)
大会ハイライト動画:Matchroom Pool(無料)












