大井直幸は17位タイ、レジェンドがフェダー・ゴーストを撃破
LiveSB.io PHILIPPINES OPEN POOL CHAMPIONSHIP@フィリピン・ケソンシティ
レジェンド、フランシスコ・ブスタマンテが現役最強のフェダー・ゴーストを撃破
21日(火)に開幕したフィリピンで初開催となる賞金総額12万5000ドル、優勝賞金30,000ドルのwnt.メジャー『LiveSB.io PHILIPPINES OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(フィリピンオープン) の大会3日目を迎え、日本時間23日18時の時点で10ラック先取の3回戦(ベスト32戦)が進行中だ。
この大会には『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属でwnt.プロでもある大井直幸(FR:824)と、1998年のナインボール世界王者の高橋邦彦(FR:741)が出場中だが、既報の通り高橋は、大会2日目の2回戦(ベスト64戦)でヨナス・ソウト(スペイン/FR:797)に敗れて33位タイで大会を終えている。
大会2日目の1回戦で不戦勝の大井は、23日12時からの2回戦でモハメド・バーバード(サウジアラビア/FR:755)と対戦。大会3日目にして緒戦という変則的なスケジュールとなったこの試合、大井は5-0とスタートダッシュを決めると、その後も着々と加点しバーバードの反撃を2点に抑えて快勝。
引き続き16時30分からの3回戦(ベスト32戦)に登場した大井はパオロ・ガリト(フィリピン/FR:813)と対戦したが、序盤2-1から2-3と逆転されると、ここから一気に引き離され4-10で敗れベスト16進出はならず、17位タイでのフィニッシュとなった。
この他、2人のレジェンドによるスペシャルマッチ、エフレン・レイズ(FR:763)vs カルロ・ビアド(フィリピン/FR:838)とフランシスコ・ブスタマンテ(FR:796)vs wnt.ランキング1位のフェダー・ゴースト(アメリカ/FR:848)の2回戦は、残念ながらレイズが棄権となったが、12時からの回転でブスタマンテvsゴーストが実現した。
スペシャルマッチを一目見ようと会場には大勢のギャラリーが詰めかけた
この試合、ブスタマンテがゴーストを相手に序盤から2-1からの3連取で5-1とリードを奪うと、そのままリードを保ち第12ラックを終わって8-4。ここからゴーストも反撃を開始し、9-7と先にリーチをかけられたところから、第18ラックに②キックショットイン、③-⑨キャノンのスーパープレー2連発で追いつき試合はヒルヒルに。
そして迎えた最終ラックはまさかの展開となる。まず追いついたゴーストのブレイクがノーインとなると、ブスタマンテが取り切り態勢に入り残り2球となったところでイージーな⑧をミス。⑧を沈め⑨も問題ない形となり勝負あったかと思われた場面で、なんとゴーストがこのゲームボールをまさかのミス。残った⑨をブスタマンテが沈め、レジェンドが現役最強プレイヤーを下すアップセットストーリーが、スペシャルマッチを一目見ようと詰めかけたギャラリーの大歓声とともに完結した。
戦い終わりゴーストから祝福を受けるブスタマンテ
なお、ブスタマンテはその後の3回戦でハリー・ベルガラ(フィリピン/FR:804)と接戦を演じたが8-10で敗れ17位タイで大会を終えている。
写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.tv(※要登録有料)、Matchroom Pool(※無料)
大会情報:Live Scores(※要登録無料)











