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大井直幸が不戦勝で2回戦進出、高橋は33位タイでフィニッシュ

2025.10.22

LiveSB.io PHILIPPINES OPEN POOL CHAMPIONSHIP@フィリピン・ケソンシティ

会場となっているのはフィリピン最大級のショッピングモール『Gateway Mall』

21日(火)に開幕したフィリピンで初開催となる賞金総額12万5000ドル、優勝賞金30,000ドルのwnt.メジャー『LiveSB.io PHILIPPINES OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(フィリピンオープン) が大会2日目を迎えた。

この大会に出場中の『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属でwnt.プロでもある大井直幸(FR:824)と、1998年のナインボール世界王者の高橋邦彦(FR:741)もこの日それぞれの戦いに臨んだ。

まず初日に試合がなく22日が緒戦となった大井だったが、日本時間13時30分からのジュンジュン・バンシル・ティオンコ(フィリピン/FR:不明)とのゲームは不戦勝となり、この日も戦うことなく2回戦(ベスト64戦)に進出。大井は明日23日(木)12時からの2回戦でモハメド・バーバード(サウジアラビア/FR:755)と対戦する。

一方、昨日の1回戦が大井と同じく不戦勝だった高橋は16時30分からの2回戦でヨナス・ソウト(スペイン/FR:797)と対戦。この試合は序盤からなかなか調子の上がらない高橋が0-3と先行されるが、ここからソウトのミスを捉えて3-3に追いつき、第8ラックを終わって4-4でゲームは中盤へ。

迎えた第9ラック、リードを奪いたい高橋のブレイクスクラッチからランアウトで5-4、続くラックでは高橋の④シュートミスから取り切りって6-4としたソウトは、ここから一気にギアを上げて3連続マスワリでリーチ。4-9と苦しい状況の中、第14ラックで②-⑨キャノンを決め1点を返した高橋は次ラックでマスワリ目前の⑨をミスするもソウトも残り球を外して6-9と追い上げる。しかし最終となった第16ラック、⑤を巡るセーフティ戦からチャンスを得た高橋のシュートが外れると、ここから最後はソウトが⑥-⑨コンビを決めて10-6。高橋はここで大会を終えることとなった。

ソウトとの試合が緒戦となった高橋は追い上げならず33位タイフィニッシュ

初日の段階でズオン・クォック・ホアン(ベトナム/FR:823)、デニス・オルコロ(フィリピン/FR:826)、2日目にはヨハン・チュア(フィリピン/FR:837)、デニス・グレイブ(エストニア/FR:805)などビッグネームが敗れる場面もあったトーナメント。今回は最強国フィリピンから有名プレイヤーだけでなく世界的には無名な実力者も多数出場しているようだが、エントリーした128名によって64試合が戦われるはずの1回戦では、公式スコアで一時、不戦敗の表示が27あったことから相当数の棄権者が出ている模様だ。

フィリピン国内ではネクスト・レイズとも呼ばれ人気の高い16歳のジェイビー・スーカルはPJ・オルテガを下して2回戦に進出

なお、開催国フィリピンから出場している2人のレジェンド、エフレン・レイズ(FR:763)は不戦勝、フランシスコ・ブスタマンテ(FR:796)はエステバン・ロブレス(コスタリカ/FR:659)に10-1でともに1回戦に勝利し、明日の2回戦ではブスタマンテがwnt.ランキング1位のフェダー・ゴースト(アメリカ/FR:848)、レイズが今年のナインボール世界王者のカルロ・ビアド(フィリピン/FR:838)と対戦する。

ブスタマンテは明日の2回戦でゴーストとのスペシャルマッチを戦う

写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.tv(※要登録有料)、Matchroom Pool(※無料)
大会情報:Live Scores(※要登録無料)

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