チームアジアが初日4-0の好スタート
REYES CUP@フィリピン・マニラ

チームアジアが最高のスタートを切った
wnt.プロの中から選抜されたアジア5名とヨーロッパ、アメリカの混成チームとなった世界選抜との間でタイトルが争われるチームマッチ『REYES CUP』が16日(木)に開幕し、大会初日に5ラック先取のチームマッチ、シングルス、ダブルスの計4試合が行われた。
●チームアジア
ノンプレイングキャプテン:フランシスコ・ブスタマンテ(フィリピン)
1:カルロ・ビアド(フィリピン/FR:838/2年連続出場)
2:アロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:837/2年連続出場)
3:AJ・マナス(フィリピン/FR:796/初出場)
5:ズオン・クォック・ホアン(ベトナム/FR:822/2年連続出場)
3:ヨハン・チュア(フィリピン/FR:837/2年連続出場)
※FR平均:826.0(昨年平均:827.6)
●チーム世界選抜
ノンプレイングキャプテン:ジェレミー・ジョーンズ(アメリカ)
1:フェダー・ゴースト(アメリカ/FR:848/初出場)
2:スカイラー・ウッドワード(アメリカ/FR:813/初出場)
3:モリッツ・ノイハウゼン(ドイツ/FR:817/初出場)
3:ジェイソン・ショウ(イギリス/FR:834/2年連続出場)
4:フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:845/2年連続出場)
※FR平均:831.4(昨年のチームヨーロッパ平均:820.8)
日本時間20時にスタートした大会の第1試合はチーム全員がプレーするチームマッチで、今回はノンプレイングキャプテンの2人、アジアのブスタマンテと世界選抜のジョーンズによるバンキングの後、世界選抜の1番手、フランシスコ・サンチェスルイスのブレイクでスタート。

まずは先制したい世界選抜だったが、サンチェスルイスが⑥をミスし、ここからアジアの1番手のビアドが取り切って1-0。アジアはこの後、ゴーストのブレイクノーインからのチュアのランアウト、初出場のマナスのマスワリなど、1-1とされた第3ラック以降を素晴らしいプレーを見せながら全て取り、5-1で幸先の良い勝利を挙げる。
さらに、今ひとつ調子に乗れない世界選抜に対して第2試合のヤップ & マナスが、サンチェスルイス & ショウを、第3試合ではアジアのエース、ビアドが、今年最も乗っているプレイヤーの1人であるノイハウゼンを下して3-0とリードを広げる。

初出場ながら初日大活躍のAJ・マナスは19歳
迎えた最終試合のダブルス、チームアジアはチュア & ホアン、チーム世界選抜はエースのゴースト & ウッドワードで臨む。この試合は世界選抜にミスはありながらも何とか2-3と1点差で粘り、第6ラックにアジアがマスワリで4-2でリーチをかけた後に2点を返してヒルヒルに持ち込む。
このゲームは絶対に落としたくない世界選抜、最終ラックのゴーストのブレイクは①がサイドポケットに飛び込み②も狙える絶好の配置となるが、ウッドワードが痛恨のシュートミスを犯してしまい②がコーナーポケット前に残ってしまう。
これで勝利かと思われたアジアもホアンがイージーな③をミスするが、残り球がブラインドとなり、キックショットで狙いにいったゴーストがファウル。ここから取り切り5-4としたアジアが、最後は運も味方に付けて初日4-0と世界選抜をスイープし、これ以上のないスタートを切った。

大会2日目は、チームマッチ1試合とシングルスとダブルスが2試合ずつの計5試合が行われる予定だが、世界選抜にとっては全てが、相手プレイヤーだけでなく、負けられないプレッシャーとも戦わなければならない厳しいものとなる。
写真提供:Matchroom Pool
大会ライブ配信:wnt.tv(※要登録有料)
大会ハイライト動画:Matchroom Pool