モリッツ・ノイハウゼンが柯秉逸、柯秉中を連続撃破して戴冠
PERI 9-BALL OPEN@ベトナム・ダナン

ノイハウゼンはwnt.ランキングイベント2勝目
10月2日(木)にスタートした賞金総額20万ドル、優勝賞金は40,000ドルのwnt.ランキングイベント(ゴールド)『PERI 9-BALL OPEN』(ペリオープン)。大会最終日となった5日(日)は準々決勝から決勝までが行われ、決勝戦で柯秉中(台湾/FR:846)を13-4で下したモリッツ・ノイハウゼン(ドイツ/FR:813)が優勝を果たした。
日本時間12時からの準々決勝から勝ち上がりベスト4に進出したのは、スカイラー・ウッドワード(アメリカ/FR:813)を下したノイハウゼンと、ビリー・ソープ(アメリカ/FR:777)に勝った柯秉中、そして、ロビー・カピトとのヒルヒルマッチを制した柯秉逸(台湾/FR:846)、エクレント・カチ(アルバニア/FR:831)に10-1と快勝した呉坤霖(台湾/FR:819)となり、台湾のトップ3が強さを見せる展開となった。

台湾トップ3に包囲される形となったノイハウゼン
ノイハウゼン vs 柯秉逸、柯秉中 vs 呉坤霖の組み合わせとなった11ラック先取の準決勝。まずは柯秉中が呉坤霖を11-5で下して9月末にホーチミンでタイトルを獲得した『2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)に続き2戦連続で決勝へ。
勝てば兄弟対決となる柯秉逸とノイハウゼンのゲームは5-5から4連取を果たして9-5としたノイハウゼンに対し、ここから柯秉逸が9-9追いつき2ラック先取の勝負となる。迎えた第19ラック、柯秉逸の②プッシュアウトをセーフティで返したノイハウゼンがオープンな配置を得て10-9。最終となった第20ラックは、双方ともにミスが出てもつれたが、最後はノイハウゼンが④から⑤で素晴らしいドローショットを見せてここからランアウトを果たして11-9として決勝進出を決めた。
13ラック先取となったノイハウゼン vs 柯秉中のファイナルは、ファーストラックの柯秉中の⑧ミスをきっかけにノイハウゼンが4-0とすると、ここから柯秉中も3点を返し、さらに第8ラックでは同点に追いつく3連続マスワリのチャンスだったが、③から④で痛恨のスクラッチ。
これで5-3としたノイハウゼンは攻め、守りともにスーパーショットを繰り出しながら、一気に10-3までリードを広げると、第14ラックこそ柯秉中に取られたものの、第15ラックの柯秉中のブレイクスクラッチから取り切り、マスワリで12-4。チャンピオンシップラックとなった第17ラックも③の攻防から得たチャンスを逃すことなくランアウトを果たし、2024年2月の『Medellin Open』(メデジンオープン)以来となるwnt.ランキングイベント2勝目を挙げた。
写真提供:Matchroom Pool、Peri Pool Arena Đà Nẵng
大会アーカイブ動画:Peri Pool Arena
大会情報:DIGITALPOOL