今年の決勝は柯秉中 vs アレックス・カザキス
2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP@ベトナム・ホーチミン

9月20日(土)にスタートしたWPAベトナム3連戦のメインイベント『2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)の本戦・ステージ2が本日クライマックスを迎える。
賞金総額25万ドル、優勝賞金70,000ドルの今大会、大会8日目の27日(土)には、昨年の王者で大会連覇を狙うカルロ・ビアド(フィリピン/FR:836) vs 2019年に一度今大会を制覇している柯秉中(台湾/FR:844)、エイトボールとナインボールの世界タイトルを持つシェーン・バンボーニング(アメリカ/FR:846) vs 初の世界タイトル獲得を目指すアレックス・カザキス(ギリシャ/FR:822)の準決勝2試合が行われた。
テンボール世界王者対決となった3セット先取の第1試合、柯がファーストセットを4-1で取り、第2セットはビアドが3-1と早々にリーチをかけたが、第5セットの①でのセーフティ戦を制した柯が1点を返すと、次ラックのマスワリで3-3。さらに第7ラックでは難しい①ジャンプショットをサイドに沈めてそのままランアウトを果たして4-3で第2セットも奪取。ここからもハイレベルなプレーを見せ続けた柯が第3セットも4-2として、自身2度目となるタイトル獲得にあと1勝となった。

準決勝第1試合を制したのは柯秉中(左)
ともに初のテンボール世界王者を狙うバンボーニングとカザキスの第2試合は、第1セットから互いにポイントを取り合う大接戦となり、最終の第5セットはバンボーニングが1-3から追いつきシュートアウト対決となる。先攻のカザキスと後攻のバンボーニングともに4ショット目までを全て成功させ、手球位置は1ポイントに後ろに下がりさらに難易度が上がる。
ここからの5ショット目以降も互いに外さない激闘となり迎えた13ショット目、カザキスがきれいに決めた後のバンボーニングのショットが厚く外れ、4時間以上にも及んだ戦いはカザキスの勝利となった。

激闘の末にカザキス(左)が決勝へ
9日間に亘った男子テンボール世界選手権、今年の王者を決める決勝戦は、日本時間28日(日)18時にスタート予定だ。
写真提供:WPA、PBS
大会ライブ配信:Pro Billiard TV、Box Billiards Pool Vietnam
大会情報:2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP
、2025 POISON SAIGON WOMEN’S 9-BALL OPEN