大井直幸が敗者側からのベスト32進出を狙う
2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP@ベトナム・ホーチミン

9月20日(土)にスタートしたWPAベトナム3連戦のメインイベント『2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)の本戦・ステージ2。23日(火)の大会4日目は引き続きダブルイリミネーションの予選ラウンドが行われ、勝者側からの決勝トーナメント進出者16名が決定した。今大会はWPAランキングイベントで賞金総額25万ドル、優勝賞金70,000ドル。

※は信頼性不足
96名が32名の決勝トーナメント進出枠を争っている男子テンボール世界選手権の4日目は、日本時間16時過ぎからの敗者側2回戦からスタートし、22時からは大井直幸(FR:824)が勝者側からのベスト16進出をかけてベトナムのエース、ズン・クォック・ホアン(FR:819)と対戦。
この試合は第1セットを大井が4-3で制し、第2セットはホアンが4-1で取って1-1。最終セットはホアンが2-0と先行したが、ここから大井がホアンのブレイクノーインからのランアウト、第4ラックでは②セーフティでホアンからファウルを奪って2-2とスコアをタイに戻す。
迎えた第5ラックは、大井のサイドからのブレイクが決まり、3個インでオープンな配置となる。しかし、マスワリでリーチかと思われたこの場面で、大井がサイドへの⑤をミスし逆にホアンにラックを奪われ2-3とされる。ホアンのブレイクも決まって勝負あったかに見えた第6ラック、今度はホアンが取り出しの①をミスし、ここからランアウトを果たした大井が3-3として、決着はシュートアウト対決でつけられることとなった(シュートアウトのルールはこちら)。

ホアンとのアウェー戦は大接戦となった
先行のホアンが決めた後、大井が1ショット目をミス、2ショット目、3ショット目は互いに成功させてホアンの3-2。ここで4ショット目を決めれば勝利となるホアンが、地元ファンの声援に応えるようにきれいに決め4-2で勝利し、大井は敗者側最終戦に回ることとなった。

男子テンボール世界選手権は、日本時間24日17時に敗者側最終戦がスタートし、大井は22時からの回転で2021年の決勝戦で敗れた相手でもあるエクレント・カチ(アルバニア/FR:831)と決勝トーナメント進出をかけた最後の戦いに臨む。
写真提供:WPA、PBS
大会ライブ配信:Pro Billiard TV、Box Billiards Pool Vietnam
大会情報:2025 PREDATOR WPA MEN’S 10-BALL WORLD CHAMPIONSHIP
、2025 POISON SAIGON WOMEN’S 9-BALL OPEN