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女子ナインボール、青木知枝がJO2度目の制覇!

2025.09.15

第38回ジャパンオープン女子ナインボール@東京:ニューピアホール特設会場

女子ナインボール優勝・青木知枝

日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催する国内最大のビリヤードオープントーナメント『第38回ジャパンオープン』(JO)の最終日、男女4名のファイナリストによる決勝戦が18時20分にスタートした(対戦カードは以下)。

●女子ナインボール決勝

青木知枝(JPBA/FR:682) vs 陳佳樺(台湾/FR:743

2019年に今大会を制している陳佳樺と2023年に初優勝を果たしている青木の対決は、青木が2点を先制した後に1点を返した陳、第3ラックでは取り出しの①が隠れてプッシュアウト。これを冷静にパスした青木に対し、陳のキックショットはノーヒットファウル。しかし青木が②へのポジションをミスし陳にオープンな配置を渡して2-2。

この日ブレイクが当たっている陳、第5ラックでも3個インしたものの取り出しの②に攻めがない。しかしここでしっかりとセーフティで青木からオープンな配置を奪うが、③でミスしターンは青木へ。ここからセーフティと難球シュートのやり取りが続いたが、土手撞きロングの③を決めた陳が取り切って3-2と逆転。

迎えた第6ラック、今度は2個インでオープンな配置を得た陳がマスワリに向かうが、③をコーナーポケットに残してしまい、すかさず青木が3-3とし、ここで陳がタイムアウト。

迎えた第7ラック、青木は1個インのブレイクから途中の③を難しくしてしまったがこれをクリア。しかし薄くしてしまった⑦を外したところから展開がもつれ、最後は難しく残してしまった⑨をサイドにねじ込んだ陳が4-3とすると、第8ラックでは①セーフティで青木からファウルを奪い5-3とリードを広げる。

ここでタイムアウトを取った青木は、第9ラック、マスワリに向かう陳の④バンクミスを逃さず得点に結びつけて4-5とするが、第10ラックで②セーフティをオープンにしてしまい陳にターンを譲る。しかし陳もここから攻めきれず、③で回ってきたチャンスをサイドバンクで攻略した青木が5-5に追いつく。

2ラック勝負となった女子決勝、第11ラックの青木のブレイクは2個インでオープンな配置だったが取り出しの②をミス。しかし陳も③のハードショットを外しターンは再び青木へ。難しい③、④を決めていったが⑥が難しくなりセーフティ。ここでこの⑥を素晴らしいショットで沈めた陳が6-5として2度目の優勝まで1ラックに迫る。

しかし、第12ラックの陳のブレイクがスクラッチ。天を仰ぐ陳の眼の前でフリーボールからランアウトに向かった青木は⑤を難しくしてしまったものの、このチャンスをものにして遂に試合はヒルヒルとなる。

運命の最終ラック、青木のブレイクは①、②の2個インで取り出しの③はサイドに狙える形となる。③から④、④から⑤、緊張感マックスの中で確実に自分のショットを撞き続けた青木がそのままチャンピオンシップボールにたどり着き、最高のマスワリでJO2度目の制覇を達成した。

大会ライブ配信:JPBA YouTube
大会ライブスコア:Japan Open 2025

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