男女ファイナリスト決定、男子はアマ決戦に
第38回ジャパンオープン@東京:ニューピアホール特設会場

会場となっている『ニューピアホール』
日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催する国内最大のビリヤードオープントーナメント『第38回ジャパンオープン』(JO)の最終日、男女ベスト4による準決勝は16時20分にスタートし、今年のファイナリストが決定した(対戦カードは以下)。
h4>●男子テンボール準決勝
中野雅之(アロウズ/FR:700) vs 稲川雄一(JPBA/FR:734)
木原弘貴(JPBA/FR:729)vs 小宮鐘之介(ANYTHING/FR:784)
●女子ナインボール準決勝
曽根恭子(JPBA/FR:678) vs 青木知枝(JPBA/FR:682)
陳佳樺(台湾/FR:743) vs 平口結貴(JPBA/FR:716)
男子テンボールは誰が勝っても初優勝、女子ナインボールは4名全員が優勝経験者という対象的な男女の準決勝。ここで決勝進出一番乗りを果たしたのは陳佳樺。陳は2-1から4個インでマスワリ、3個インでマスワリ、さらに次ラックでは⑧⑨コンビを決めて5-1。
平口が取ったタイムアウト明けも2個インでマスワリフィニッシュかと思われたが、⑨をミスして平口が1点を返し、さらに次のラックも取って3-5とする。しかし次ラックのブレイクがノーインとなりこの後もつれたラックを奪われ陳がリーチ。最終となった第10ラッは平口の③セーフティがオープンとなり、取り切った陳が7-3で勝利した。

3位タイ:平口結貴
次に決勝への切符を手にしたのは2023年覇者の青木。曽根との試合は序盤こそ競り合ったものの、2-2から先に1点を奪うと、マスワリ、効果的なセーフティからファウルを奪い5-2とするとそのまま5連取を果たしてフィニッシュした。

3位タイ:曽根恭子
男子テンボールは、中野が稲川に対して3-0、小宮も木原に対して3-0とアマチュアの2人がスタートダッシュを決める展開となる。中野はその後も順調にポイントを重ねて、7-3で迎えた第11ラック、素晴らしい①ジャンプショットからの取り切りで決勝に進出。

3位タイ:稲川雄一
小宮 vs 木原は、ビハインドを背負った木原が気迫のこもったプレーで小宮を追い、第10ラックで5-5に追いつくと、第11ラックを取って遂に逆転。しかし第12ラックで③から④へのポジションをミスし小宮にオープンな配置が回る。そして小宮が残り4球をバンクも交えて攻略して6-6。
2ラック勝負となった第13ラック、小宮のブレイクはノーインとなりプッシュアウト。木原がセーフティに行ったがこれが隠れず、小宮が①カットの後、難しい③-⑩コンビを決めて再逆転リーチ。

3位タイ:木原弘貴
迎えた第14ラック、小宮の①セーフティが決まり木原がファウル。ここからトラブルを解消しながらランアウトを果たした小宮が接戦をものにして8-6。これで男子テンボールは2003年の西嶋大策以来22年ぶりとなるアマチュア王者が誕生することが確定した。
●男子テンボール決勝
中野雅之(アロウズ/FR:700) vs 小宮鐘之介(ANYTHING/FR:784)
●女子ナインボール決勝
青木知枝(JPBA/FR:682) vs 陳佳樺(台湾/FR:743)
大会ライブ配信:JPBA YouTube
大会ライブスコア:Japan Open 2025