【動画】大井直幸、3度目の決勝で初タイトル獲得
2025.09.10
ニューピアホールで繰り広げられた激闘〜その④〜

今年で第38回を迎える『ジャパンオープン』(JO)は、国内で最も権威あるトーナメントの1つとしてその歴史を重ねてきた。2001年からは決勝の舞台を東京・竹芝のニューピアホールに移し、この地は数々の歴史的な激闘が生まれる聖地となり、強豪海外勢や日本のトッププロが繰り広げるファイナルは、毎年多くのドラマと感動をファンに届けてきた。
ここではその輝かしい歴史の中から、特に『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属のプロが頂点に立った、2010年代から2020年代にかけての忘れられない決勝戦を厳選。今もなお語り継がれる栄光の瞬間を、貴重な動画と共に振り返っていく。
2019 MEN’S 10-BALL FINAL〜大井直幸 vs 小川徳郎〜
2019年の第32回大会、この年から世界獲りを目指し主戦場を海外に移し始めていた大井が2017年、2018年に続き3年連続で決勝進出。その相手となったのは準決勝で現在はwnt.(ワールドナインボールツアー)のトップランカーとして戦う、ポーランドのヴィクトル・ジーリンスキーとの激闘を制して勝ち上がってきた小川徳郎だった。
日本人対決となった決勝戦では大井が小川を8-2と圧倒して、これまで張榮麟、リー・バン・コルテッザに阻まれてきたJOタイトルをようやくその手にした。