大井直幸は柯秉逸に敗れ5位タイでフィニッシュ
ZEN CUSTOM CUE & YUAN 8 OPEN @中国・上海

9月2日(火)にスタートした賞金総額60,000ドル、優勝賞金20,000ドルのwnt.ランキングイベント(シルバー)『ZEN CUSTOM CUE & YUAN 8 OPEN』はいよいよ大会最終日を迎え、日本時間5日13時の時点で準々決勝、が終了しベスト4が決定した。
今大会に日本から出場している、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属の大井直幸、ジュリアン・セラディラ(FR:763)、小川徳郎(FR:760)、杉原匡(FR:730)、村松勇志(FR:697)の5名と、田中裕也アマ(FR:697)の計6名のうち、セラディラ、小川、村松、田中アマの4名はすでに65位タイで大会終了。大井は3日目に行われた決勝トーナメント1回戦(ベスト32)で傳哲偉(台湾)を10-1、2回戦(ベスト16戦)でマイケル・フェリシアーノ(フィリピン)を10-6で下してベスト8に進出。

明けて日本時間5日11時からスタートした準々決勝、大井は台湾のエースで今大会出場者中最高のFargoRateを持つ柯秉逸と対戦。この試合は大井のポジションミスから1-0と先制した柯秉逸が、第2ラックから第4ラックにかけ3連続マスワリで4-0とする。反撃に移りたい大井は次ラックで、柯のプッシュアウトを攻略してチャンスを得たが、ここでもポジションミスから柯にポイントを奪われ0-5。
しかし第6ラック、柯の取り出し③ミスからランアウトを果たして1点を返すと、次ラックを奪われたものの、第8ラックでの柯の④シュートミスをきっかけに2点を返して3-6。
このまま追撃していきたい大井だったが、第10ラックで柯がジャンプショット2連発からのスーパーランアウトで7-3とすると、次ラックではブレイク直後に①-⑧-⑨の3連コンビネーションショットを決めるなど、全てにおいてワールドクラスのプレーを見せ、その後も完璧にゲームを運んだ柯が10-3で勝利。大井はJPBA勢最高位の5位タイで今大会を終えることとなった。
大井直幸 vs 柯秉逸(YouTubeチャンネル『NAOYUKI OI 大井直幸のゼロワンチャンネル』より)
大会はこの後、14時からワールドトップジュニア対決となった準決勝第1試合、16時30分から第2試合が行われ、以下の対戦の勝者が19時30分から決勝戦を戦う。
◯準決勝第1試合:フェリックス・フォーゲル(ドイツ)vs アルバート・ジャヌアルタ(インドネシア)
◯準決勝第2試合:バーニー・レガラリオ(フィリピン) vs 柯秉逸(台湾)
写真提供:Matchroom Pool
大会情報(ライブスコア、トーナメント表など):DIGITALPOOL
大会ライブ配信:wnt.tv(有料)、Kozoom Pool(無料)