アロイシウス・ヤップがwnt.メジャー3連勝
US OPEN POOL CHAMPION SHIP@アメリカ・ニュージャージー州

ヤップはこの勝利でwnt.ランキングも2位に浮上
現地23日(土)にwnt.アメリカ5連戦の4戦目でメインイベントである賞金総額50万ドル、優勝賞金10万ドルの『US OPEN POOL CHAMPION SHIP』(USオープン)が大会最終日を迎え、決勝で現在wnt.ランキング1位のフェダー・ゴースト(アメリカ/FR:849)を13-11で下したアロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:835)が、シンガポールのプレイヤーとして初めて伝統あるタイトルを獲得した。
この日は、前日に行われた準々決勝に勝利した、ヤップ、ゴースト、ヨハン・チュア(フィリピン/FR:835)、柯秉逸(台湾/FR:845)の4名による11ラック先取の準決勝からスタート。ここでゴーストがチュアを11-7、ヤップが柯秉逸を11-4で下してファイナルへ。
アメリカ5連戦の前に中東を舞台に行われた『KNIGHT SHOT OPEN』、そして『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)の2試合で準優勝の成績を残しているものの、2025年のwnt.では優勝のないゴーストと、今年はすでに『UK OPEN POOL CHAMPIONSHIP』と『FLORIDA OPEN』とメジャーで2賞を挙げているヤップ。13ラック先取となった2人の戦いは日本時間24日7時30分にスタート。

タイトル獲得はならなかったものの、ゴーストはナインボール世界選手権と今大会の準優勝で15万ドルをゲット
序盤から競り合いながら進行したゲームはヤップが先行し、ゴーストが追う展開となって第20ラックを終わって10-10。ここから3ラック先取の緊迫した展開となったが、ヤップが第23ラックを取って12-11でリーチ。最終となった第24ラックではゴーストのミスをしっかりと拾ってランアウトを果たし13-11。アメリカ5連戦で2勝目、さらに2025年のメジャー3勝目を挙げ、wnt.ランキングもカルロ・ビアド(フィリピン/FR:837)を抜き、自己最高の2位にアップさせた。
この後、wnt.アメリカ5連戦はマサチューセッツ州に舞台を移し、8月29日〜31日(金〜日)に最終戦のランキングイベント(ブロンズ)の『McDermott Classic』が行われる。そして大会終了翌日からは中国・上海でランキングイベント(シルバー)の『ZEN CUSTOM CUE & YUAN 8 OPEN』がスタートし、ここからはアジアでの熱い戦いが続くこととなる。
写真提供:Matchroom Pool
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