実力伯仲の真剣勝負を楽しめるJCLの新イベント
FargoRate Cup『THE COMPASS』は5月10日に開催
2026年5月10日(日)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』において、JCL(Japan CSI Pool League)主催による新イベント『THE COMPASS』のBC級戦が開催される。現在Billiard Web CUE’Sの記事内でもプレイヤーの実力を測る客観的な指標として活用する機会が多い、世界基準のレーティングシステム「FargoRate(ファーゴレート)」を冠した今大会は4月10日(金)よりエントリー受付を開始している。
■JCLが示す「レート差と勝率」の現実
日本におけるアマチュアプレイヤーのクラス分けについては、クラス別のトーナメントの開催や、クラス混合のトーナメントでのハンデ設定などに使われており、プレイヤーにとっては自身の実力を示す肩書にもなっている。しかし、現在一般的な「SAクラス→A→B→C→ビギナー」については、クラス内でのレベル差に対応するため、SB、さらにSCの登場といったように複雑化している傾向にある。
この点で主催のJCL代表・関浩一氏は、現在の日本におけるクラス分け制度の懸念点として、同一クラス内での実力差の乖離を一番に挙げている。関氏によると、例えば膨大なデータベースを持つファーゴレートの計算では、FargoRateの数値に差がある場合の理論上の勝率は以下の通りとなる。
・レート差100: 勝率は約2対1(8ラック先取なら適正ハンデが8-4)
・レート差200: 勝率は約4対1(8ラック先取なら適正ハンデが8-2)
中でも現在の「Aクラス」にはレート500前後のプレイヤーから700以上のトップアマまでが混在しており、この数値に基づけば、昇格したてのプレイヤーが上位層に勝利するのは至難の業となる。こうした環境によるモチベーションの低下を防ぎ、誰もが「勝てる喜び」を感じられる場を提供することが、本イベント始動の大きな目的となっている。
■大会はFargoRate未所持のプレイヤーも出場可能
第1回大会となる今回は「BC級戦」として開催。ここで強調しておきたいのは、現時点でFargoRateを持っていないプレイヤーも、もちろん参加可能であるという点だ。むしろ関氏は、未所持のプレイヤーにこそ積極的に参加してほしいとしている。それは大会に出場することで試合結果がデータ化され、自身の正確な実力が数値として算出されるからだ(参加資格および詳細は以下)。
・対象: 下記のいずれかを満たすプレイヤー
1. Bクラス以下(SBクラスでのエントリー経験者は不可)
2. FargoRate 500未満(信頼度200以上)※SB経験者でもこちらをクリアしていれば可
※FargoRate未所持でもエントリー可能。また、CSカードは不要となっている。
・日時: 2026年5月10日(日)10:00〜(分散集合)
・会場: ビリヤード・ロサ(東京・池袋)
・競技種目: 9ボール・4ラック先取
・試合形式: シングルイリミネーション
・定員: 先着256名
・参加費: 5,000円(当日会場支払い)
■豪華賞典とプレデタージャパン & カムイ抽選会も用意
賞典はベスト16まで用意されており、優勝者には「星野リゾート宿泊券(10万円分)」が贈られる。さらに、今回の大会開催の趣旨に賛同したという協賛のプレデタージャパン、カムイ提供のアイテムが当たるお楽しみ抽選会も実施予定だ。
この抽選会は本大会に参加し、かつ決勝戦を会場で観戦したプレイヤーが対象となる。賞品にはプレデターのキュー『SP2 Bocote』やシャフト『314-3』といった豪華なアイテムがラインナップされており、最後まで会場全体でイベントを楽しめる工夫が凝らされている。
将来的には「UNDER 500」「UNDER 450」といった、レーティングに基づいたより細やかなカテゴリー設定でのトーナメント開催も視野に入れているという『THE COMPASS(方位磁石)』。その名の通り、新たな試みが日本のビリヤードシーンにどのような指針を示すのか、まずは初戦となるBC級戦の行方に注目していきたい。
【THE COMPASS 詳細情報はこちら】












