プロスリークッション最高峰の戦いで梅田竜二が優勝 & JPBF年間MVPを獲得
ADAM JAPAN杯 第36回全日本プロ3C選手権大会@東京・Billiard New Bunka
梅田は全日本選手権を含む4勝を挙げ自身9度目のMVPを獲得
12月20日〜21日(土・日)の2日間にわたり『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)主催による『第36回全日本プロスリークッション選手権大会ADAM JAPAN杯』が、東京都世田谷区の『Billiard New Bunka』で開催された。
この大会にはシードプレイヤーとして、前回大会優勝者で2024年JPBF年間MVPの宮下崇生、11月25日時点のJPBFスリークッションランキング1位で、今年6度目の全日本選手権王者となった梅田竜二、同ランキング2位の船木耕司が出場。この他、選抜予選から勝ち上がった、船木翔太、清田篤史、米山聡、小野寺健容、竹島欧、新井達雄を加えたJPBFプロ9名による40点ゲームの総当りリーグ戦によって優勝が争われた。
今大会は9名のみに出場が許されるプロ3C最高峰の戦いだ
それぞれのプレイヤーが4試合〜5試合を消化した初日終了の段階で暫定トップに立ったのは4勝負けなし、アベレージ1.584の梅田で、同じく4勝0敗(アベレージ1.455)の船木耕司が2位、3位は2勝1敗1分け(アベレージ1.377)の宮下でシード勢がその強さを見せる展開となった。
迎えた大会2日目、梅田は第1回転で小野寺を40-31(30イニング)で下して全勝を守ったが、船木耕司がここで清田との接戦に39-40(33イニング)で敗れて4勝1敗に。続く回転で船木を破った清田は梅田とも49イニング、40-40のドローの激戦を演じ、梅田は5勝1分けとなったが、船木が3勝1分け1敗と追い上げてきた宮下に35-40(28イニング)で敗れ4勝2敗となり、この時点で宮下が2位に浮上。
7位フィニッシュながら梅田、船木耕司を苦しめた清田篤史
続く第3回転、梅田と船木耕司が直接対決、宮下は、初日は2勝3敗と出遅れたものの、2日目の2連勝で巻き返しをはかってきた新井と対戦。ここで梅田が船木耕司を40-31(23イニング)で下して6勝1分けとし、宮下が新井に25-40(28イニング)で敗れて2敗目を喫したため、最終回転を待たずに梅田の優勝が確定した。
梅田 vs 宮下、船木耕司 vs 船木翔太となった最終回転では、それぞれ梅田、船木耕司が勝利し船木耕司が5勝3敗、さらに最終日を無敗で駆け抜けた新井が5勝3敗で並び、アベレージ差で船木耕司が2位、新井が3位、4勝3敗1分けとなった宮下は4位でのフィニッシュとなった。
2位:船木耕司
3位:新井達雄
今大会は2日間を通して観戦無料ということもあり、会場には多数のギャラリーが来場。また期間中にはJPBFのシーズンスポンサーであり、今大会の冠スポンサーでもある『株式会社アダムジャパン』の新作タップ『MUSASHI』の無料付け替え会、さらに豪華商品がならんだ恒例のギャラリー抽選会、じゃんけん大会なども行われ、シーズンの最後を飾るにふさわしい盛り上がりを見せた。
新作タップ『MUSASHI』が大会期間中にお披露目された
今大会をもってJPBFの2025年シーズンが終了しランキングも確定し、年間4勝を挙げた梅田が1位となりJPBF年間MVPを獲得。2位は船木耕司、3位は宮下崇生となった。なお、オフィシャルサイト上にはすでに来年のスケジュールが発表されており、JPBFの2026年シーズンは2月7日〜8日(土・日)の『第32回東京オープン』で開幕する予定となっている。
写真提供:JPBF
大会アーカイブ動画:mathilda onthehill












