不登校の子どもたちとビリヤードが出会い笑顔が生まれる
NISHIKI BRAND presents 第4回Ful-Full杯は11月2日開催
先ごろ文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」によると、全国の小中学校で2024年度に学校を30日以上欠席した不登校の児童生徒は35万3970人となり過去最多を記録。不登校増加は12年連続で、10年前と比較すると小学生は5.5倍、中学生は2.2倍増となっているという。
これまでWeb CUE’Sでもたびたび紹介してきた『Ful-Full杯』は、この大きな社会問題に対し、子どもたちの将来をより良いものにするため、優れたコミュニケーションツールとしての特性も持つ生涯スポーツ『ビリヤード』を通じて、不登校の子ども達が広い世代の人たちと触れ合い、楽しい時間を過ごしながら社会とつながることを大きな目的としたビリヤード大会だ。
今年2月に行われた第3回Ful-Full杯
福岡県春日市内のフリースクール『一般社団法人 ColorFul-HappyFull』の代表である永野マミさんと『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)九州支部所属で、ビリヤードの社会的貢献を自身のテーマの1つとして活動を続けている辻田佳一プロがスタートさせたこのイベントは2024年2月に第1回を開催。
それ以降、同市内のビリヤード場『ビリヤードVECTOR』、また、JPBA九州支部、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟(JAPA)九州支部』、『福岡県ビリヤード協会』など、『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)に所属する団体の全面的な協力の下でこれまで計3回のイベントを行ってきた。
第4回にも冠スポンサーの『NISHIKI BRAND』を始め多くの協賛、協力が集まっている
さらに今年1月にはクラウドファウンディング『未来をつなぐ!ビリヤードで社会とのつながりを育むプロジェクト』を成功させたことでFul-Full杯のコンセプトはより多くの人々に広がり、辻田プロはプロジェクト終了後に、「Ful-Full杯の他地域での開催も視野に入れ活動する。また、Ful-Full杯に限らずビリヤード体験会等のイベントを開催し、より多くの子ども達にビリヤードで広い世代と繋がれること、ビリヤードから学べる多くのことを伝えていく。そして子ども達の笑顔の絶えない空間を作っていきたい」と、より活動の幅を広げていくことを新たな目標とした。
第4回の開催準備中の辻田プロ(左)と永野さん
そんな中で明日11月2日(日)に、Ful-Full杯の活動に賛同したビリヤードアイテムブランド『NISHIKI BRAND』が冠スポンサーとなり、その他数多くの企業、個人の協賛も集まった中、『NISHIKI BRAND presents 第4回Ful-Full杯』がビリヤードVECTORを会場に開催される。
これまで同様、子どもたちの笑顔が中心となるイベントとなるように準備が進む今回のFul-Full杯。当日の模様については改めてWeb CUE’Sでも紹介する予定だ。
Ful-Full杯に関する問い合わせは『一般社団法人ColorFulーHappyFull-カラフルハピフル-』まで













