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東京 & 大阪で計569名のBクラスプレイヤーが競った週末

2025.10.21

第23回全国シルバースターカップ & 9-Ball Classic 地上最強B級戦

10月18日〜19日(土・日)にかけて、東京と大阪を舞台にしたBクラス以下のプレイヤーがAクラスへの昇格、自らのレベルアップを目指して戦うトーナメント2試合が開催された。

第23回全国シルバースターカップ

第23回全国シルバースターカップ優勝の楠本遼太郎(大阪)

まず18日〜19日の2日間にわたり、大阪府大阪市の『マグスミノエ』を決勝会場に(予選は『Break』、『フタバボウル泉大津店』を併用)開催されたのが、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)が主催する、Bクラスプレイヤーによる全国タイトル戦である『第23回シルバースターカップ』。

この大会には、主に開催地の大阪を始めとした関西圏を中心に東海、四国から199名が出場。まずは16名×24組に分かれたダブルイリミネーションの1stステージ(勝者側5ラック先取、敗者側4ラック先取)から各組4名の96名がシングルイリミネーションとなる2ndステージ(5ラック先取)に進出。さらにここで勝利した各組2名の計48名が決勝トーナメント(5ラック先取)に進むフォーマットで戦われた。

19日にマグスミノエで行われた決勝トーナメントでベスト4に勝ち上がってきたのは、上田満之(和歌山)、堀川敬也(兵庫)、楠本遼太郎(大阪)、布谷尚大(大阪)の4名で、上田 vs 楠本、堀川 vs 布谷の対戦となった準決勝から勝ち上がったのは楠本と布谷。

優勝を決める1戦は、布谷のスクラッチをきっかけに先制した楠本が次ラックも取って2-0。さらに互いにミスはありながら展開をものにした楠本が2点を加え4-0でリーチ。最終となった第5ラックでは残り球を②-⑨コンビでサイドにねじ込み5-0で勝利した(結果はこちら)。

大会ベスト4。左から3位タイ:上田、3位タイ:堀川敬也、優勝:楠本、準優勝:布谷

写真提供:JAPAOn the hill!
大会アーカイブ動画:japa _Billiards

9-Ball Classic 地上最強B級戦

9-Ball Classic 地上最強B級戦優勝の伊藤隆正(左・ビーアンドディー)と準優勝の大崎薫(ポイントサンビリ荻窪)

10月19日(日)には、東京・渋谷の『CUE』(予選は『ビリヤード・ロサ』を併用)を会場に『9-Ball Classic実行委員会』が主催する『9-Ball Classic 地上最強B級戦』が開催された。

今回で84回目を数える「地B」は『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)関東支部公認の公式戦で、関東圏のBクラス以下のプレイヤーが目標の1つとする人気のトーナメント。ワンデートーナメントにも関わらず369名が出場し、Bクラス4ラック、Cクラス3ラック先取のハンデ戦、シングルイリミネーションのフォーマットで競い合った。

国内でいち早くチェスクロックを導入し、開催地にちなんだ「シブヤ・エクスプレス」の名称で効率的な運営が行われているトーナメントはこの日も順調に進み、準決勝には伊藤隆正(ビーアンドディー)、大崎薫(ポイントサンビリ荻窪) 、吉田然(ジースペック) 、阿部豪(リンク和光)の4名が進出。ここで
伊藤が吉田を、大崎が阿部を下して決勝戦へ進んだ。

大崎のブレイクでスタートした試合は、⑧でチャンスを得た伊藤が先制すると、次ラックでは大崎の⑨ミスの難しい残り球を決めて2-0。第3ラックは③セーフティでファウルを奪って取り切り、伊藤が3-0で早々にリーチをかける。後のなくなった大崎は第4ラックを取って1点を返したが、最終となった第5ラック、大崎の⑦ミスから最後は伊藤が⑧-⑨コンビを決めて4-1で369名の頂点に立った。

今月5日(日)には初の試みとして、Cクラス以下を対象とした『第1回地上最強C級戦』を開催した9-Ball Classic実行委員会、次回のトーナメントは12月14日(日)に開催される年末恒例の『9-BALL CLASSIC レディース&メンズ』の予定となっている。

写真提供:9-Ball Classic実行委員会
大会アーカイブ動画:9-BALL CLASSIC

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