男子は北谷好宏、女子は栗林美幸が戴冠!
第36回北陸オープン@富山・JR富山駅新幹線改札前イベントスペース特設会場

女子決勝を制した栗林がこの日の3試合で失ったラックはわずかに2。完璧な勝利だった
『JR富山駅新幹線改札前イベントスペース』特設会場を舞台にした『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)のランキング対象公式戦であり、北陸地区最大のオープントーナメントでもある『第36回北陸オープン』。2日間にわたる激闘の最終ラウンドである男女決勝が行われ、男子は北谷好宏、女子は栗林美幸が優勝を果たした。
以下の組み合わせで18時にスタートした北陸オープンのクライマックス。男女ともに全体トップシードでFargoRateもトップの羅立文、栗林美幸が圧倒的な強さで勝ち上がって来た中、まず優勝を決めたのが栗林。
h4>○男子決勝
羅立文(JPBA東/FR:802)vs 北谷好宏(JPBA西/FR:762
○女子決勝(6ラック先取)
栗林美幸(FR:699) vs 髙田奈実(FR:630)
この試合も2-0と先行した栗林は、ショット精度、メンタルの全てで初ファイナルでプレッシャーがかかった髙田を圧倒。4-0までリードを広げると、1点を返された後の第6ラックでの④セーフティ戦を見事なバンクショットで制した後、運も味方に付けた⑥フロックインもあり5-1でリーチ。
最終となった第7ラックも最後の反撃のチャンスで髙田が⑤を外し、残り3球を落ち着いて捌いた栗林が、自身3度目の北陸オープン制覇、そして嬉しい今シーズンのランキング対象公式戦初優勝を果たした。
一方東西のトップランカー対決となった男子決勝は、北谷が2-0と先行して主導権を握り、正確な手球のコントロールと素晴らしい攻めで羅を4-0とさらに引き離す。しかし羅も第5ラックのワンチャンスを活かして反撃に転じると、3点を返してブレイクターンの第8ラックで同点のチャンスを迎えるが、ここで④を穴前に残してしまう。

男子決勝は掴んだ流れを見事なプレーで離さなかった北谷が勝利
ここを取り切って5-3とした北谷、第9ラックでは①セーフティで羅からファウルを奪ってそのままランアウトで6-3とリーチ。第10ラックは羅がマスワリで1点を返すが、最終となった第11ラックのブレイクで⑦を沈めオープンな配置を得た北谷がマスワリフィニッシュ。2013年以来12年ぶりに北陸を制覇するとともに、栗林と同様、今シーズンの初勝利をこの大舞台で飾った。
なお、本日の特設会場での熱戦の模様は明日改めてOn the Hillによる現地取材リポートで振り返ります。
協力:北陸オープン実行委員会
大会オフィシャルサイト:ビリヤード北陸オープン
大会ライブスコア:2025 北陸オープン【公式】
大会アーカイブ動画:JPBA YouTube