北海道の山﨑洋平が名人への挑戦権を獲得
第64期名人戦A級戦@京都・ピカソ

挑戦権を獲得した山﨑(左)と第2位の島田隆嗣
8月20日(日)、京都の『ピカソ』を会場に『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)が主催する、伝統あるアマチュアポケットビリヤード全国タイトル戦『第64期名人戦A級戦』が開催された。
この大会は、ここまで約2ヵ月に渡って全国各地で行われてきた関西D級戦から各地区のB級戦を勝ち上がった16名により、ローテーション、240点先取の完全ダブルイリミネーションで戦われ、その勝者1名が現名人位の喜島安広への挑戦権を獲得できる戦い。そして今回、全国から集ったトップアマの中で素晴らしい戦いを見せ勝利したのは、北海道の山﨑洋平だった。
山﨑は第1試合で東薫(神奈川)との240-237の接戦を制すると、そこからは林秀忠(滋賀/SBC)、諸橋大介(石川/IPBC)を下して、勝者側の最終戦でも島田隆嗣(愛知/ARC)を240-119で破り決勝に進出。
一方、ダブルイリミネーションの敗者側では激しいサバイバトルが展開され、決勝進出者を決める最終戦では、山﨑に敗れた島田と、勝者側で一度島田に敗れて敗者側に回ったものの、そこからの3連勝で勝ち上がってきた大坪和史(広島/HPBC)対戦が対戦し、ここで再び大坪を下した島田が山﨑との再戦に挑んだ。
この戦いは島田が240-9と山﨑を圧倒して勝利したが、無敗で勝ち上がったプレイヤーが負けた場合、もう一度プレーオフが行われる完全ダブルイリミネーションのため、山﨑と島田がこの日3度目の対戦で雌雄を決することとなり、この試合に240-129で勝利した山﨑が自身初となる挑戦権獲得となった(大会結果はこちら)。

現名人位の喜島安広
この後、第64期名人戦は『名人位決定戦』でクライマックスを迎える。ここまで5期連続防衛中で、通算7期名人位にある当代最強アマに、初挑戦ながら『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)の公式戦にも積極的に出場している山﨑がどのような戦いを見せるのか、ローテーション300点5セット先取の戦いは、9月21日(日)、喜島のホームである埼玉県上尾市の『セスパ東大宮』で行われる。
写真提供:JAPA
大会アーカイブ動画:japa _Billiards