JPBA女子は今年も「玉のみやこ」でナインボールバトル
第3回京都レディースオープン、決勝会場は『ヒューリックホール京都』

全国的に梅雨とは思えぬ好天と暑さが続くと予想される今週末、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)主催による女子、東日本男子、西日本男子のランキング対象公式戦3試合が開催される。
5月31日〜6月1日(土・日)の『全日本女子プロツアー第2戦』以来、JPBA女子にとって今シーズン5戦目となるのが、6月21日〜22日(土・日)の2日間に渡って開催される『第3回京都レディースオープン』。22日にベスト16戦からスタートする決勝トーナメントの舞台となるのは昨年と同じ『ヒューリックホール京都』特設会場で、その前日は京都市内の『POOL BROW』、『BILLIARDS VAMP』、『BILLIARDS Y’s』の3ヵ所のビリヤード場が会場となる。

決勝会場となる『ヒューリックホール京都』
すでにJPBAオフィシャルサイトでは組み合わせも発表されており、これによると今回はJPBAプロ37名、海外勢2名、アマチュア21名の計60名がエントリー。5月末時点のランキング1位〜4位までの河原千尋、小西さみあ、奥田玲生、栗林美幸の4名がシードプレイヤーとして2回戦からの登場となる(組み合わせはこちら)。
今大会のフォーマットは、予選、決勝を通じてナインボール7ラック先取、勝者ブレイクで、まずは16名枠×4組のダブルイリミネーションから32名が勝ち上がり、その後にシングルイリミネーションの予備決勝を行ってベスト16を決定。翌22日にベスト16戦から決勝戦までが行われる。
JPBA女子はここまで4戦を消化しており、河原千尋が2勝、準優勝1回、3位タイ1回と抜群の安定感を見せランキングトップを独走中だが、全日本女子プロツアー第2戦では、栗林美幸が河原を破って決勝に進み、その栗林を決勝で下した平口が今シーズン初優勝を果たしている。

河原は前回大会で連覇を達成
また、全日本女子プロツアー第2戦直後の6月5日〜8日(木〜日)には世界のトップ女子が集うWPBAツアー『2025 WPBA Soaring Eagle Masters』に河原、平口、谷みいな、村松さくらの4名が出場し、ここでも平口がJPBA勢最高位の7-8位の成績を残している。

平口は直近の国内外2戦で結果を残している
今大会連覇中の河原は、やはり今回も優勝候補筆頭だが、シーズン中盤に入り調子を上げてきている平口、4月の『関東レディースオープン』決勝で河原とヒルヒルの激闘を演じ、今月には中国に渡りチャイニーズエイトにもチャレンジしている奥田、WPBAツアー参戦組の谷、村松といった着実にレベルを上げてきている若手の存在もあり、その包囲網は確実に狭まってきている。

現在自己最高のランキング3位、奥田はこの大会でプロ公式戦初優勝を狙う
観戦料は初日の予選、予備決勝が各会場1,000円で決勝日の特設会場は無料。そして例年通り、決勝日の会場外の芝生エリアには、京都オープンのオリジナルグッズやその他アイテムの販売、飲食、ビリヤード体験コーナーなども設置される予定となっている。玉のみやこを舞台に繰り広げられるナインボールバトルは今年、より見どころの多い熱い2日間になること必至だ。
大会ライブ配信:JPBA YouTube
大会ライブスコア:Kyoto Ladies Open 2025