48チーム、240名の熱闘、大会2日目がスタート
第59回全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会@和歌山

熱闘が繰り広げられている『ビッグホエール』
6月8日(土)、和歌山市内の大型体育館ビッグホエールにて、「第59回 全日本都道府県対抗ポケットビリヤード選手権大会」(※ 以下、都道府県対抗)がスタートした。

館内には40台のテーブルが設置
改めて説明すると、都道府県はアマ連=JAPAの連盟員が年に一度の出場を目指して月例会で凌ぎを削る大舞台。各県チームはそれぞれのアマ連代表5名で構成され、1ブロック12チームでローテーション120点の総当たり戦をおこない、4ブロックの優勝チームが準決勝&決勝に進めるシステムだ。つまり、代表選手は一人当たり2日間で最低11試合を戦う技術のみならずスタミナも必要とされる大会なのだ。

選手達の熱闘は大会運営のシステムに支えられている
47都道府県全てから代表を集めて開催することが都道府県対抗の理想型ではなるのだが、現実にはなかなかそうはいかない。そのために、もう1チーム出場させたいという希望があるところは「Bチーム」を作るのだが、現在の上限は48チームのため、全てが出場出来るわけではない。
今年は連盟員の多い順に5チームが参戦したから、計算上では47都道府県にあと4つ足りないということになる。昨年は史上初めて静岡Bチームが優勝。
4ブロックは昨年の成績順によって、Aブロックに優勝、Bブロックに準優勝、Cブロックに3位、Dブロックに4位&5位・・・・という具合に入っていくのだが、今年は規定により静岡Aが「優勝県」としてAブロックに割り振られた。

昨年優勝の静岡Bチーム、木村喜元の選手宣誓で開幕
開会式で選手宣誓をおこなったのは、連覇に挑む静岡Bの木村喜元だ。試合は10時前に一斉スタート。今年一番早く勝って運営席に帰ってきたのは、愛知の2番手、小川晃だった。

大会勝利一番乗りの小川晃
大会初日は各ブロック7~8試合。全体の約三分の二を消化することで、各ブロックの優勝争いも見えてくる。Aブロックはブロック内10番手の高知と11番手の岡山が頭一つリード。
既に8戦したこの2チームは順位が低いので、上位の静岡A、福井、千葉との対戦を終わらせているのも有利な条件だ。千葉の醍醐雅人、岡山の蒲生忠義が無敗をキープしている。


無敗をキープしている醍醐雅人(上)と蒲生忠義
Bブロックは京都が首位をキープし、それを3勝差で沖縄、4勝差で愛知が追いかけている。愛知の5番手、昨年のアマローテA級を制した松本真明は3勝4敗。二日目は沖縄 vs 京都の直接対決に注目だ。ここの無敗は北海道の坂下剛のみ。

強豪愛知の5番手を務める松本真明

Bブロック唯一の無敗をキープしている坂下剛
Cブロックは26勝の石川がトップ。23勝で現名人喜島安広を擁する埼玉Aと岐阜が続いている。喜島はここまで5勝2敗。3チームがそれぞれ直接対決を残しているので、残り4節でどうなるかはまだわからない。

当代最強アマ、喜島安広はここまで5勝2敗
一番の大混戦となっているのがDブロック。順位上位の兵庫、三重、東京A、鳥取、更に残り3節の宮﨑にも十分チャンスはある。鳥取3番手の原田龍志が全勝でチームを引っ張っている。三重の5番手、現アマナインチャンプの織田賢人は7勝1敗だ。

鳥取を全勝で引っ張る原田龍志

着実に成長を続けている日本期待のジュニア、織田賢人もチームに貢献
大会2日目は夕方までに新しい優勝チームが決まる予定。JAPAではYouTube Liveも配信しているので、是非チェックして欲しい。

注目のカードはjapa _Billiardsでライブ配信されている
On the hill!
大会ライブ配信:japa _Billiards