タレント揃いの女子ナインボールバトルは明日から
全日本女子プロツアー第2戦@神奈川・POOL LABO & アロウズ

5月31日〜6月1日(土・日)の2日間に渡り、神奈川県横浜市の『POOL LABO』を決勝会場に(予選は『アロウズ』を併用)『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)女子のランキング対象試合4戦目となる『全日本女子プロツアー第2戦』が開催される。今大会にはプロ33名、アマ31名の計64名がエントリーしており、シードプロ16名のみがトーナメント表に入り、残るプロ17名とアマチュア31名は当日抽選となる(出場選手、組み合わせはこちら)。
今大会のフォーマットは、初日にナインボール7ラック先取、交互ブレイク、16名枠×4組のダブルイリミネーション予選でベスト16を選出し、1日のベスト16戦から決勝戦までは、7ラック先取のシングルイリミネーションで戦われる。なお、今回は予選、決勝ともにチェスクロックが使用され、持ち時間はタイムアウトを除き49分となっている。

河原千尋は、全日本女子プロツアー第1戦、関東レディースオープンの直近2試合で連勝
今年のJPBA女子はこれまで1月の開幕戦『関西レディースオープン』に始まり、3月の『全日本女子プロツアー第1戦』、4月の『関東レディースオープン』の3試合が行われているが、関西レディースオープン決勝でワールドトップスターの1人である韓国のソ・ソアに敗れ準優勝だった河原千尋がその後の2試合で連続優勝を果たし、圧倒的な強さを見せてランキング1位を守り続けている状況だ。

前戦で準優勝、ランキングを3位に上げた奥田玲生は公式戦初優勝を狙う
それを追うトップ5ランカーは、4月末時点で小西さみあ(2位)、関東レディースオープン決勝で河原にヒルヒル戦の末に敗れた奥田玲生(3位)、今年3戦連続でベスト8以上の成績を残している栗林美幸(4位)、久保田知子(5位)。まずは彼女たちが河原を止められるのかが見どころの1つだが、現在ランキング6位で、女子スヌーカー世界選手権と同U21世界選手権に出場し、U21では5位タイに入賞している谷みいな、同7位でWPBAツアー『2025 WPBA Olhausen Raxx Mezz Invitational』に参戦し13位タイでフィニッシュしている村松さくらのプレーにも注目したい。


海外遠征帰りの2人、谷みいな(上)と村松さくらも河原越えを目指す
また、昨年は海外戦をメインにし、JPBAランキング対象公式戦への出場が少なかった平口結貴は、今年海外戦にチャレンジしながら国内試合にも全戦参戦しており、全日本女子プロツアー第1戦では準優勝の成績を残しその実力を見せている。今回の第2戦も河原が優勝候補筆頭ながら、それを追う若手からベテランまでの戦いはこれまでの3戦同様白熱したものになるだろう。
今大会の観戦料は両日ともに2,000円となっており、今回は予選日の31日にチケットを購入すれば2会場とも自由に出入場でき、翌日の決勝トーナメントも入場可能。今週末は久々に行われるJPBA女子のナインボールバトルをライブ観戦で楽しんでみてはいかがだろうか。
大会ライブ配信:JPBA YouTube
大会ライブスコア:Women’s professional tour 2025 2nd