野村敏選手が4年ぶり2度目の大会制覇
第67回全日本アマチュア四ツ球選手権大会@東京・新大久保・Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-

野村選手は決勝戦で、今大会最高の134点ランを繰り出した
5月24日〜25日(土・日)、東京・新大久保の『Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-』を会場に『第67回全日本アマチュア四ツ球選手権大会』が開催された。現在国内ではスリークッションが主流となっているキャロムビリヤードだが、6月1日(日)に開催される『第22回全日本プロバンド選手権大会』の種目であるバンドゲーム(1クッション)やカードル(ボークライン)など様々なゲームがあり、そのうち四ツ球は最も古くから日本で親しまれてきたゲーム。

ハイレベルな戦いとなる第22回全日本プロバンド選手権大会は8年ぶりの東京開催
現在はこれらキャロムビリヤードの全日本選手権は全て『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)主催で開催されており、今大会は全日本スリークッション選手権、全日本アマチュアスリークッション選手権に次ぐ歴史を持つ、伝統の全日本選手権の1つだ。
今回は全国から18名が集結し、まずは6名×3組による120点ゲームの予選リーグが行われ(予選リーグ結果はこちら)、各組上位2名に各組3位の中での上位者2名を加えた8名が勝ち上がり、ここから150点ゲーム、シングルイリミネーションのトーナメントが行われた(決勝トーナメント結果はこちら)。
タイトル保持者5名の他、四ツ球だけではなくバンドゲームやカードルでも実績を持つプレイヤーが揃った中で、見事タイトルを獲得したのは、中国地区代表で、2021年に今大会で初優勝を果たし、昨年、一昨年は準優勝の成績を残している野村敏選手。
野村選手は予選リーグで1敗を喫して2位通過ながら、決勝トーナメントに入ると関東東北代表の菊池卓夫選手を150-55(4キュー、ハイラン74)、準決勝では中部代表の鬼塚春雄選手を150-41(2キュー、ハイラン80)と圧倒して3年連続で決勝に進出。2022年に今大会初制覇を果たしている中部代表の岩佐泰樹選手との試合では、今大会最高となる134点ラン、2キューの素晴らしいプレーで150-46で勝利し、4年ぶりの2度目の栄冠に輝いた。

大会入賞者。左から3位:鬼塚選手、優勝:野村選手、準優勝:岩佐選手
資料提供:NBA